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AMD、BarcelonaことQuad-Core Opteronを正式発表

Quad-Core Opteronのロゴ

9月10日(現地時間)発表



 米AMDは10日(現地時間)、これまで「Barcelona」のコードネームで呼ばれてきたネイティブクアッドコアCPU「Quad-Core Opteron」を正式発表した。すでにOEM向けに出荷開始されており、搭載機は9月中に登場予定。チャネル向けの販売もまもなく開始される。

 x86プロセッサとして初めてシングルダイで4つのコアを搭載するネイティブクアッドコアCPU。コア数の増加以外にも拡張が施されており、従来のデュアルコアOpteronと同じソケット、同じTDP(Thermal Design Power:熱設計電力)を保ちながら、ワット当たり性能を向上させた。

 省電力向けの新機能として、CPUの使われていない部分の電力供給を細かくON/OFFする「CoolCore技術」、PowerNow!を拡張し、負荷に応じてコアごとに周波数を調整する「Independent Dynamic Core技術」、負荷に応じて4つのコアとメモリコントローラの電圧を調整する「Dual Dynamic Power Management」(一部の製品には非搭載)を搭載した。

 性能面では、仮想化機能「AMD Virtualization技術」を拡張し、仮想化時の一部の処理をハードウェア処理する「Rapid Virtualization Indexing」を搭載。また、整数および浮動小数演算の性能も強化し、デュアルコア製品と比較して50%高速化されているという。また、コアごとに512KBのL2キャッシュと、2MBの共有型L3キャッシュを搭載する。

 AMDでは、新Opteronの発表に合わせ「Average CPU Power (ACP)」という概念を提唱している。従来、CPUの消費電力/発熱についてはTDPを参照していた。これは、システムの構築にあたって、熱処理に関する設計では有効な指標だが、CPUの負荷は常に変動するため、運用時の消費電力を知るのには適さない。そこでAMDではACPを公開することで、設計者が実際の運用時に近い消費電力を把握できるとしている。今回発表された新OpteronのACPは55Wか75Wとなっている。なお、同社は新製品のTDPも引き続き公開していくとしている。

●価格とクロックが明らかに【15:25追記】

 同日付けでAMDのプロセッサ価格表、およびCPUのスペックファインダーが更新され、ラインナップ、価格、仕様が明らかになった。

 2wayは2300シリーズの5モデル。1,000個ロット時の単価は、Opteron 2350が389ドル、同2347が316ドル、低電力版の2347 HEが377ドル、2346 HEが255ドル、2344 HEが209ドル。

 8wayは8300シリーズの4モデル。1,000個ロット時の単価は、Opteron 8350が1,019ドル、8347が786ドル、低電力版の8347 HEが873ドル、8346 HEが798ドルとなっている。

 動作クロックはx350が2GHz、x347が1.90GHz、x346が1.80GHz、x344が1.70GHz。ソケットは現行のSocket F(1207)に対応。製造プロセスはいずれも65nm SOI、ステッピングはBA。

□AMDのホームページ(英文)
http://www.amd.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/us-en/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~119768,00.html
□ニュースリリース(和文)
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~120170,00.html

(2007年9月10日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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