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日本AMD、秋葉原でPhenom FX 3GHzを世界に先駆け一般公開
〜Athlon 64 X2 6400+ Black Editionも公開

8月12日 開催



CAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店

 日本AMD株式会社は12日、東京秋葉原のCAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店で「AMDの夏祭り 〜兄貴だ! Phenomだ! 3.0GHzだ! 」を開催。同社製GPUのほか、未発売の「Phenom FX 3GHz」をデモした。

 イベントではまず協賛パートナーによるデモなどが行なわれ、13時から玄人志向がAMD製GPU搭載ビデオカードを紹介。ATI Radeon HD 2900 XTなどハイエンド向けも紹介されたが、目玉は日本初登場というAGP版のRadeon HD 2600 PRO搭載カード「RH2600PRO-A256HW」。

 AGPビデオカードの新製品は数えるくらいしかなくなってきたが、この製品によりSocket 939+AGPのシステムも延命できるというのを売りにしており、実際会場ではSempron 3400+と同ビデオカードを組み合わせたシステムでBlu-ray Discによる動画再生をデモ。CPUにはできないデコード処理をGPUのUVD(Universal Video Decoder)によって、コマ落ちなく再生していた。

 ちなみに、玄人志向というと製品パッケージにもイラストが描かれているサングラスに袴姿の「サングラス男」が有名だが、今回は彼の腹違いの弟という「サングラス弟」が初登場し、製品紹介を行なった。

玄人志向のサングラス男(左)とサングラス弟(右) セッションの最後にはビデオカードがもらえるじゃんけん大会が催された Sempron 3400+とRadeon HD 2600 PROによるBlu-ray Discの再生デモ

 14時からはマイクロソフトWindows本部コンシューママーケティング部の森洋孝氏が登場。Windows Vistaのメディアセンターコンテンツに7月末からTBSが参入し、サービス数が23になったことや、64bit版含め、アプリケーション/ハードウェアともWindows XPを上回るペースで互換性確保が進んでいるなど、順調な推移を示していることをアピール。

 続いてRadeon HD 2000シリーズおよびWindows Vistaの最大の特徴の1つでもあるDirectX 10(Direct3D 10)について解説。DirectX 10では、ジオメトリシェーダがサポート。これにより、プリミティブの増減や減衰が可能となり、これまで困難だった表現が容易にできることになったことを説明。

 さらに、まだ構想段階で決定されてはいないと前置きしながら、DirectX 10.1についても簡単に紹介。2008年以降登場予定の10.1では、GPUの仮想化、アンチエイリアス(AA)のプログラマビリティ、マルチサンプリングAA、スーパーサンプリングAAなどが標準機能として取り込まれるのではと語った。

マイクロソフト森洋孝氏 DirectX 10のジオメトリシェーダでこれまで困難だった表現が容易に まだ決定事項ではないが、DirectX 10.1ではこれらの機能が実装予定

 そして16時からは、今回のイベントの本命である、“兄貴”こと日本AMDマーケティング本部の土居憲太郎氏によるセッションが始まった。およそ2週間前から告知され、同社の次世代プロセッサであるネイティブクアッドコアのPhenom FXが世界で初めて一般公開されることもあり、この頃には会場から人があふれ、入り口の外にまで来場者が立ち並ぶという、秋葉原でも過去に例がないほどの盛り上がりぶりとなった。

 今回、会場に持ち込まれたのは、未発表のRD790チップセットに、Phenom FX 3GHzとRadeon HD 2900 XT(CrossFireによるデュアル接続)、Windows Vista Ultimateを搭載したシステムで、世界に2台しかないものの1つ。3GHzという周波数は最初の製品でこそ実現されないものの、製品前サンプルですでにこの周波数に達していることをアピールした。

 デモでは、DirectX 10対応の3Dゲーム「Call of Juarez」とGoogle Earthに加え、仮想化によりWindows XPを2つ起動させ、片方で動画再生、もう片方でWebのブラウジングを同時に実行。これでもPhenom FXのCPU負荷はおよそ50%前後にとどまっており、土居氏によればデュアルコアのAthlon 64 FX 2基を用いた「Quad FX」よりもかなり高速だという。また、2つの仮想PCにはそれぞれ2つのCPUコアが割り当てられていた。

 もう1つの初披露として紹介されたのが、Athlon 64 X2の最高峰となる6400+ Black Edition。8月20日より発売される予定で、黒を基調とした特別なパッケージが用意されている。価格は未定。

 主な仕様は、クロックが3.2GHz、L2キャッシュ1MB×2、最大熱電力125W、最大環境ケース温度摂氏55〜63度、最大Icc 90.4A。製造プロセスは90nm DSL SOI、対応ソケットはSocket AM2で、DDR2-800、HyperTransportに対応する。

Phenom FX搭載機の内部。CPUファンの左下にあるのがRD790のヒートシンクファン。ビデオカードはRadeon HD 2900 XT×2 ゲーム(左上)、Google Earth(右上)と、仮想PCでWindows XP 2つを同時実行。左下に表示されているCPU負荷は5割程度にとどまっている AMD Engineering Sampleとなっているが、CPU動作周波数は3GHzであることが分かる
Athlon 64 X2 6400+ Black Editionを紹介する日本AMDの土居憲太郎氏 AMD64プロセッサの最新ロードマップ。2009年にはこれまでモバイル専用の位置づけだった、GPU内蔵CPU「Fusion」がエントリーデスクトップにももたらされる 会場にはマイクロソフトのHalo 2の試遊機も用意された

□日本AMDのホームページ
http://www.amd.co.jp/
□関連記事
【8月1日】AMD、8月12日に秋葉原で3GHzのPhenom FXを世界に先駆けデモ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0801/amd.htm

(2007年8月13日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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