ロジクール、卓上/空中で使用できる
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「MX Air」 |
9月7日 発売
価格:オープンプライス
株式会社ロジクールは、卓上および空中での操作が可能なワイヤレスレーザーマウス「MX Air」(型番:MX-A)を9月7日に発売する。価格はオープンプライスで、同社直販価格は18,800円。対応OSはWindows XP/Vista。レシーバのインターフェイスはUSB。
机の上ではレーザーセンサー、空中ではモーションセンサーによる操作が可能なワイヤレスマウス。10フィートUIを利用するメディアセンター向けの製品で、無線規格には通信距離が約10mと長い2.4GHz帯を採用している。マウスを持ち上げるとセンサーが認識し、自動的に空中の動作モードへと変更される。
モーションセンサーには、「Freespaceモーションコントロール」と呼ばれる技術を搭載。マウスを持った手の動きが、意図的なものか、手の震えなどの意図しない動作なのかを検知するアルゴリズムを持ち、ユーザーの意志通りの操作が行なえる。カーソルの動作および操作感は、任天堂「Wii」のWiiリモコンによるポインティングに近いものになっている。操作位置の調節は、Backボタンを押し続けるとカーソルが固定されるので、押したまま任意のポジションに決めてBackボタンを離すという手順になる。
また、直感的に操作可能なジェスチャー機能を搭載。例として、ボリュームボタンを押したままマウスを左右に動かすと、音量のマイナス/プラスを調節でき、再生ボタンを押しながらマウスで円を描くと、右回しで曲の順送り、左回しで逆送りが可能。回数も認識するため、マウスで円を描いた回数で送る曲数の数を調整できる。この機能は、モーションを認識したマウスから各操作に相当するコマンドをWindowsに送信しているため、OS標準ドライバで動作する。
コントロール用ソフトウェアとして「SetPoint 4.0」を同梱。SetPointをインストールすることで、「MenuCastスクリーンメニュー」と呼ばれる10フィートUI向けのアプリケーションランチャーや、ジェスチャーによるズーム機能/カーソルの中央への移動など、追加機能が利用できる。
MenuCastスクリーンメニューには、iTunesやRealPlayer、Winamp、Rhapsody、Windows Media Player、WinDVDなどのメディアプレーヤーや、Photoshop Album、Windows Photo Galleryなどの写真ソフト、Internet Explorer、Firefox、Netscape、Operaの各ブラウザを登録でき、それぞれに合わせた操作が行なえる。
スクロールホイールにはタッチセンサー式を採用。通常のスクロールのほか、同社の「MX Revolution」などで採用しているフリースピンホイールの機能を搭載し、素速くセンサーをなぞることで高速スクロールが可能になっている。この機能を使用しない場合はSetPointからOFFにできる。
ボタンは左右クリック、タッチセンサー式ホイールのほか、中央部分に上から戻る、セレクト、再生、ボリュームと並ぶ。セレクトボタンは、空中使用の際に項目を選択するためのもので、左クリックと同じ動作となる。卓上で使用する場合のレーザーセンサーの解像度は800dpi。
電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、付属の専用クレードル経由で充電を行なう。クレードルへはACアダプタから給電する。駆動時間は30分の充電で約1日間、2.5時間の充電で約5日間。マウス裏面に電源のON/OFFスイッチを備える。
筐体デザインは細めの流線形で、本体色は光沢のあるピアノブラックとシルバーを採用。クレードルも同様のデザインになっている。使用後に指紋などの汚れが目立ちやすいデザインのため、拭き取り用のクロスが同梱されている。
本体サイズは58.2×126.8×34.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は93g。クレードルのサイズは65.1×64.8×54.6mm(同)、重量は107g。
マウスをクレードルに載せた状態 |
□ロジクールのホームページ
http://www.logicool.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.logicool.co.jp/index.cfm/172/3639&&cl=jp,ja
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【7月13日】Logitech、卓上でも空中でも使えるメディアセンターマウス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0713/logitech.htm
(2007年8月8日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]