OrangeOne、韓国のPCリモートサービスを事業化
8月1日 発売
OrangeOne株式会社は、PCコンシェルジュサービス事業化支援プログラム「GROPP(Global Remote One Partner Program)」を8月1日より開始する。 同社は30日、都内で発表会を開催し、GROPPによるPCコンシェルジュ向けソリューションの販売及び、事業化を行なうと発表。同社代表取締役社長 春日原森氏が説明した。 GROPPは、コールセンター/ASPシステム/クライアントソフトからなるソリューションを軸にした、PCコンシェルジュサービス事業化支援プログラム。GROPPは韓国でPCドクターが運営し、30万人のユーザーを持つサービスをベースに、韓国Rsupportが開発したシステムを採用。同システムにより、リモートサポートを中心にアンチウイルスサービス、遠隔教育などのアプリケーションが実現可能になっている。 OrangeOneは同システムを大手通信事業者やISPなどに提供し、事業者が一般のユーザー向けにさまざまなサポートサービスを展開する。クライアントソフトはActiveXベース。ユーザーは特別なソフトや手間を必要とせずに、サービスが利用可能としている。 PCコンシェルジュサービスとは、リモートコントロールによりユーザーを有償でサポートするサービス。リモートで指示や操作を行なうことで、電話やメールよりもユーザーが簡単に問題を解決できる。Rsupportのソフトウェアを採用した場合、これまでサポートによる収益を目的としたサービス展開は出来なかったが、新たにライセンスを定めて収益を目的とした事業展開が可能になった。ユーザーの負担は月額数百円程度という。 GROPPを展開するOrangeOneは、NKホールディングス、韓国Rsupport、ジェネサスの3社による合弁会社。Rsupportが開発したリモートサポート製品「RemoteCall」や「RemoteView」の販売、GROPPによるPCコンシェルジュサービスの事業化を目的としている。Rsupportが開発したソフトウェアは、日本の5大PCメーカーを始めとした1,000以上の企業に採用され、国内で75%のシェアを獲得しているという。 ソリューションの提供に加え、OrangeOneは運営ノウハウの提供や人的支援、運用のコンサルティング、サービスのカスタマイズなども行なう。ソリューションは数千万円~数億円の初期費用に加え、レベニューシェアリングにて提供。同社は2007年度内に1~2社のパートナーシップ獲得を、2008年度は3~5社程度を目指す。
□OrangeOneのホームページ (2007年7月30日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|