【やじうまPC Watch】
|
「SEGNITY」(ブラック) |
9月下旬 発売
価格:オープンプライス
イー・レヴォリューション株式会社は、株式会社タカラトミーが企画した“ツンデレ”ワンセグTV「SEGNITY」(セグニティ)を9月下旬に発売する。
「SEGNITY」(クールグレイ) |
SEGNITYは、1月のTOYフォーラム2007でタカラトミーが出展して話題となった。その後、東京おもちゃショー2007では、2万円程度の価格がおもちゃとしては高いなどの理由から、開発停止が明らかになっていた。今回、販売をイー・レヴォリューションが担当し、価格を抑えることで、無事9月に発売されることが決まった。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は1万円台となる見込み。本体色はブラック、クールグレイの2色が用意される。
特徴的な機能として、チャンネル切り替えなどの操作を行なうと、女性の音声でナビゲーションを行なう「ツンデレボイスナビゲーション」と呼称する機能を搭載。
最も特徴的な“ツンデレ”のナビゲーション機能 |
ナビゲーションの台詞が“ツンデレ”仕様になっており、はじめはツンツンした態度だが、使っていくうちにデレデレになっていく。例として電源を切る場合に、「べ、別にさみしくなんかないんだからね!!」などの反応から、使い込むにつれて「そっ、しょうがないわね、さようならっ!」、「えー帰っちゃうの?」のように3段階に変化していくという。
また、ユーザーがスキンをカスタマイズできるPC用アプリケーションも開発中で、実現できれば、Webなどを通じて提供される見込みだという。このアプリでは、チャンネル切り替えや音量の変更など、行なった操作に対して発する音声や表示する画像を、ユーザーが自由に決定する。その設定データをminiSDに保存してSEGNITYのminiSDスロットに挿すと、自分好みのSEGNITYとして使用できる。
また、さまざまなキャラクター/声優のバージョンのナビゲーションを追加できるような拡張も考えているという。miniSDに入れた状態での販売になるか、データでの配布になるのかは不明だが、面白い試みが考えられそうだ。このほか、デフォルトで特定のキャラクター/声優を起用した特別仕様の製品展開も期待される。
本体上部に電源とチューニングのボタン、右側面にminiSDスロット | 左側面にはロッドアンテナ、外部アンテナ接続用ミニジャック、ステレオミニジャック、USBミニB(電力供給専用)を備える | 外部アンテナを接続した状態。一般的な屋内用アンテナを利用できる |
ハードウェアは、2.7型カラー液晶を搭載。操作ボタンは液晶の左右に3つずつと本体上部に用意され、左側に上からメニュー、プラス、マイナス、右側に上からチャンネル、ボリューム、明るさ、本体上部に電源ON/OFF/HOLD/VOICE、チューニングのボタンが配置されている。VOICEに合わせた場合はツンデレボイスナビゲーションを行ない、ONに合わせた場合はナビゲーションの無い“通常の”ワンセグとして使用できる。
インターフェイスはナビゲーション拡張用のminiSDスロット、電源供給専用のUSBミニB端子、ステレオミニジャック、外部アンテナ接続用ミニジャックを用意。アンテナは左側面の上部に収納可能なロッドアンテナを搭載している。チューナはシャープ製を採用。
電源は単4乾電池×4で、駆動時間は3~4時間程度になる見込み。USBミニB端子からの給電もできる。本体サイズは99×22×61mm(幅×奥行き×高さ)、電池を除く重量は約80g。
□イー・レヴォリューションのホームページ
(7月25日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.e-revolution.co.jp/
□関連記事
【6月28日】ハイテク玩具が集まる「東京おもちゃショー2007」開幕
-“ツンデレ”ワンセグ開発停止。変形ロボ型イヤフォン(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070628/toys.htm
【1月23日】タカラトミー、世界初の“ツンデレ”ワンセグテレビ
-購入当初はツンツン、使い込むとデレデレに(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070123/toyf2.htm
(2007年7月25日)
[Reported by yamada-k@impress.co.jp]