「アクティブ・ライティング・コレクション」

7月下旬より順次発売

　ニューウェル・ラバーメイド・ジャパン株式会社は、イギリス筆記具ブランド「PARKER」の若年層向けペン「アクティブ・ライティング・コレクション」シリーズ3製品を7月下旬より発売する。

　いずれの製品も、「携帯型音楽プレーヤーやゲーム機などを身につけてファッションと楽しむ世代向け」としており、筆記具をライフスタイルの中で活用してもらうために同社が提唱するもの。その第一弾として3製品を7月下旬より順次発売する。

　このうち、「パーカー エスプリ」と「同エグゼグティブ」は、スタイラスを内蔵したモデルを用意しており、PDAや携帯ゲーム機などの操作が行なえるようになっている。

●パーカー エスプリ

　「パーカー エスプリ」は、望遠鏡のように伸縮可能な「テレスコープメカニズム」を採用した製品。7月下旬より順次発売。

　ボディとキャップはアルミニウム、クリップとトリム部はステンレススチールを採用し、iPodを使いこなす世代と若年層のビジネスユーザーをターゲットとしている。

　ラインナップは、万年筆、ブラックボールペン/スタイラス、ブラックボールペン、0.5mmペンシルの4種類を用意。価格は順に6,300円、5,250円、4,200円、4,200円。全製品軸径は11mmで、長さおよび重量は順に、114～155mm/20g、114～132mm/18g、105～120mm/19g、107～126mm/18g。

　本体色はいずれもマットクローム、マットブルー、マットカーボン、マットボルドーの4色が用意される。

「パーカー エスプリ」	グリップ部は伸縮可能	スタイラスはプラスチック製

●パーカー エグゼクティブ

　「パーカー エグゼクティブ」は、4種類のペン先を1つのボディに収めた高級モデル。8月下旬より順次発売。

　重量感を持たせ、指先にフィットする弾丸系のグリップを採用し、書きやすさを向上させた。また、利用したいペン先のインジケータを上にしてノックするだけで使用するペン先が出る「ペンデュラム・グラビティシステム」や、ペン先を出したままポケットにしまおうとすると自動的にノックが解除する「ロッカークリップ」などを搭載する。

　ラインナップは、ブラックボールペン/レッドボールペン/蛍光オレンジ/0.5mmペンシルの「パーカー エグゼクティブ ハイライト」と、ハイライトから蛍光ペンをスタイラスに変更した「パーカー エグゼクティブ データ」の2種類を用意。価格はいずれも8,400円。本体サイズは共通で、10×145mm(軸径×長さ)、重量は36g。

　本体色は「ハイライト」がシャイニークロームで、「データ」がマットブラック。

「パーカー エグゼクティブ ハイライト」	「パーカー エグゼクティブ データ」

●スリンガー II

　「スリンガー II」は、ネックストラップを装備することによりポケットがない服を着たときでも身に着けられる「Write Wear」コンセプトの製品。9月下旬より順次発売。

　本体はアロー(矢羽)をモチーフしたデザインを採用しつつ、人間工学に基づいたフォームで、優れた書き心地を実現できるという。また、ネックストラップフックとペンキャップの2カ所に、ペンを引っ張るだけでストラップから取り外せる着脱装置を装備する。

　ラインナップはブラックボールペンのみ。価格は2,100円。本体サイズは15×130mm(同)、重量は29g。ボディとグリップはABS樹脂で、口金はステンレススチールを採用する。

　本体色はグレイ、レッド、ブルーの3種類が用意される。

「スリンガー II クローム・レッド」	「スリンガー II クローム・ブルー」	「スリンガー II クローム・グレイ」

●ユーザー層にあった商品開発で知名度向上に

リチャード・ウェスラー氏

　21日に都内で開かれた製品発表会では、サンフォード エクリチュール パーカー グローバルブランドディレクターのリチャード・ウェスラー氏が、今後同社の戦略および新製品について紹介。

　同氏はまず、これまで同社の世界で高いブランド認知度をアピールし、今後さらに日本国内での認知度を上げるための施策として、ユーザー層に合わせた製品展開を行なうと説明。今回投入される新製品はいずれも主にi-Podユーザーとミドルレンジのビジネスユーザー向けとし、新規ユーザー層を開拓することで認知度を高める意向を見せた。

　また、新製品についてはいずれも、「デザイン性を追求しただけでなく、当社ならではユーザー層に最適化した使いやすさ、そして長年培ってきた信頼性と利便性、高い機能性を持ち合わせた製品である」と強調した。

ペン市場では世界で最も認知率が高いブランド	3つのユーザー層	ユーザー層をカテゴリ化した製品戦略

□PARKERのホームページ
(6月21日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.parkerpen.jp/

(2007年6月21日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]