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CeBIT 2007会場レポート【やじうま編】

IEEE 1394メモリや改造ケースコンテストなど

会期:3月15日〜21日(現地時間)

会場:独ハノーバー市ハノーバーメッセ(Hannover Messe)



●USBメモリならぬIEEE 1394メモリ

OCZ Technologyが開発中のIEEE 1394メモリ。USBメモリが持つ利便性以上のパフォーマンスを得られるのか、製品化を待ちたい

 OCZ Technologyは、CeBITのブース内に設けられたミーティングルームで、IEEE 1394接続のフラッシュメモリを開発中であることを表明した。ブースへの展示は行なわれなかったが、製品のモックアップを見せてもらうことができた。

 製品は2種類。1つは400MbpsのIEEE 1394に対応する製品で、両端にそれぞれ4ピンと6ピンのコネクタを持つ。もう1つは800MbpsのIEEE 1394bに対応しバイリンガルコネクタを備えている。今回の製品はコネクタの根元にボンドの痕が残るなど、いかにもモックアップという製品で当然ながら動作もしない。動作可能なサンプルは2カ月以内に作成し、そこからテストを開始するので、製品化は早くても夏以降になる。

 同社では本製品のメリットを速度面に掲げている。IEEE 1394bならばUSB 2.0の480Mbpsを上回るが、IEEE 1394では逆にUSB 2.0のほうが速い。「USB 2.0にはさまざまなデバイスが接続され、USBメモリと同時使用されため帯域をほかのデバイスと共有しなければならない。IEEE 1394は利用されるデバイスも少ないので帯域幅が狭くても速度のメリットは得られる」とする。

 一方でPCの場合、IEEE 1394端子を持つ製品が多いが、IEEE 1394bは稀少な存在だ。その点についても「この製品はすぐには販売できないが、(販売する頃には)IEEE 1394bも普及するだろう」と述べている。逆にいえば、IEEE 1394b版の製品はPCへの本インターフェイスの普及をにらんで開始されるかも知れない。ちなみに、MacintoshではIEEE 1394b(FireWire 800)も普及しているが、やはりPCユーザーをターゲットに製品化していきたいとしている。

 価格帯も現時点では未定だが、「USBメモリよりもコントローラが高い」ことから、USBメモリよりも上の価格帯で発売されることになりそうだ。

●12.1型液晶搭載や光学ドライブの位置がユニークな変わり種ケース

Origen AEが展示した12.1型液晶搭載のATXケース「S21T」。PCの画面をそのまま表示することができるほか、タッチスクリーン機能も持つ

 Origen AEのブースでは、12.1型液晶をケース前面に備えるATXケース「S21T」が展示されている。液晶ディスプレイは1,280×800ドットの解像度を持つタッチパネル液晶。PCとの接続は専用ブラケットを用いて背面からビデオカードのD-Sub15ピンコネクタへ接続する。

 この液晶は前面部のほとんどの面積を占有してしまっているが、前方へスライドさせることで、液晶の後ろに設置される光学ドライブやカードリーダを使える仕組みになっている。

 横置き製品ではあるが、フォームファクタはATXに対応。電源もATXサイズのものがそのまま使えるほか、拡張カードもロープロファイルに限らずフルサイズのものが利用できる。それだけ本体サイズも大きく、シャドウベイを10個備える拡張性の高さも特徴といえる。

 本製品はすでに発売が開始されており、1,000ユーロ前後の価格帯になっている。日本での発売は未定とのこと。

 韓国のGMCが展示した「TOAST(R2)」は、製品名の通り、光学ドライブのトレイがトースターのようにせり出してくるケースだ。写真を見ていただいたほうがイメージしやすいと思うが、光学ドライブを縦に置き、フロント部の窪みの部分へトレイを排出する構造になっている。

 ただ、本製品は奇をてらっただけの製品ではなく、奥行きの短さも製品の特徴に挙げられている。正確なサイズは不明だが、短い奥行きながら、通常のATXマザーが収まるだけでなく、フルレングスの拡張カードを装着することもできる。また、3.5インチベイは用意されないが、シャドウベイは2基備えている。

 製品はCeBIT終了後に正式発表され出荷を開始。価格はコメントできないとした。

トレイの排出方法がユニークな「TOAST」。奥行きが短いケースだが、GeForce 8800 GTXを収納できるだけのスペースは確保している トレイの排出方法の違いで2モデルが用意される。またカラーバリエーションも豊富に揃っていた

●ケースコンテストも賑やかなCeBIT会場

 CeBITでは恒例の展示物がある。それがゲームイベント「World Cyber Games」のケースコンテストだ。毎年、ヨーロッパを中心とした個人製作者によって、ユニークな形状のケースが持ち込まれている。また、クーラーマスターも同社製品の改造ケースを競う「Case Mod Contest」を行っており、同社ブースで参加作品が展示された。見ているだけでも楽しいこれらのケースの一部を写真でお伝えしたい。

作品名は「FAKE CAKE」。インターフェイス類も見事に隠されており、どこから見ても本物のケーキのようなリアルな作品だった 「Twins」と名付けられた作品で、LEDを利用してさまざまな色に変化しながら発光する Twinsと同じ作者による「Kubus」。ドイツ語のKubusは英語のCubeで、つまり立方体を表しており、形状をそのまま作品名に表している
Bosch製の冷蔵庫(冷凍庫?)にPCを組み込んだ「Freezer」。名前にそぐわず、庫内にはワインやグラスなどが置かれており、ワインセラーの雰囲気 ちなみにFreezerの裏面も光っている。上部には小型液晶が設置されており、PCの画面が映し出されるようだ 作品名「F.U.B.A.R.」。イメージの元となったものは不明だが、本体にマッチするレーダー画像を映し出していた
「Blockenblick」は古風なテレビにPCを埋め込んだもの。DVDドライブも内蔵されている。白黒映像を流すと“いかにも”な雰囲気 左側のPCと、自作の真空化アンプのセット作品「Netzregler」。アナログメーターには電源やCPUの使用率が反映されるらしい CRISPOに透明パネルを追加した「Mistique」(左)と、大幅に改造してデスクトップタイプにしてしまった「Mistique2」(右)
Centurion 532ベースと予想される「Fairy Moon」。妖精の世界をイメージしたのかファンタジーな作品だ 日本では年末年始に公開された“007・カジノロワイヤル”をモチーフにしたケース。前面中央には007でおなじみのオープニングシーン、左側面にはエヴァ・グリーン、反対側にはダニエル・クレイグが描かれている CM Stackerをさらに上へ拡張した形状の「I-Spider」。フルタワー版CM Stackerといった雰囲気

●その他

TOSHIBA“純正”のバックパック。個人的に日本でこのデザインでは発売は難しいと思うのだが、周りに聞いてみると「逆にかっこいい」との声も 国内ではすでに展示されたこともあるHITACHIの2.9型WVGA(480×800ドット)液晶。実際に現物を見るとその高精細さに驚くが、目が悪い人にとってはきついとも思う 某社が展示していたVAIO type Lそっくりな液晶一体型PC。VAIOが19型と15.4型なのに対し、こちらは22型(1,680×1,050ドット)。デスクトップCore 2 Duo、Intel G965 Expressチップセット、GeForce Go 7600、デュアルTVチューナと結構高いスペック
Commodoreブースにあったレースゲーム用体感型チェア。車の挙動に合わせて、座席部分が前後左右に傾く。ちなみに、同社はCeBIT会場で新しいゲーミングPCを発表すると言っていたのだが、筐体に派手なペイントを施しただけのPCだった……

□CeBIT 2007のホームページ(英文)
http://www.cebit.de/
□関連記事
【2006年3月15日】【CeBIT】40万円のUSBメモリや250万円のMP3プレーヤーなど
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0315/cebit12.htm

(2007年3月20日)

[Reported by 多和田新也/wakasugi@impress.co.jp]

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