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CeBIT 2007レポート

【ASUSTeKブース速報】
DDR3対応のBearlake-P/G搭載マザーなどを展示

2月に発表された「VX2」と合わせて展示されているランボルギーニ。CeBITのASUSTeKブースではおなじみの光景になりつつある

会期:3月15日〜21日(現地時間)

会場:独ハノーバー市ハノーバーメッセ(Hannover Messe)



 CeBIT開幕前日となる3月14日、ASUSTeKは報道関係者向けに同社ブースのプレビューセッションを開催した。ここでは、CeBIT 2007でのお披露目が確実とみられていたIntelの次期チップセット「Intel P35」、「Intel G33」を搭載したマザーボードなどが展示されている。そのほか注目の展示物と合わせて紹介したい。

●Bearlake-P/Gこと「Intel P35」「Intel G33」搭載マザー

 Intelが2007年第2四半期の投入を予定していた次期チップセット「Bearlake」シリーズ。Bearlakeには複数のSKUが予定されているが、今回のCeBITで登場すると見られているのは、このうちの「Bearlake-P」と「Bealake-G」だ。前者は「Intel P35」と名付けられた、メインストリーム向けのグラフィック非統合製品。後者はグラフィック統合型製品で「Intel G33」と名付けられている。ちなみにIntel G33に統合されているグラフィック機能は、従来のIntel G965に搭載されているGMA X3000をベースしたものとなる。

 大きな特徴は2つで、1つは1,333MHz FSBをサポートする点。現在のところ1,333MHz FSBのCPUは存在しないが、2007年第3四半期には登場する予定になっている。もう1つの大きな特徴はDDR3 SDRAMをサポートする点。ただし、移行期のチップセットらしく、DDR3 SDRAMのみではなくDDR2 SDRAMにも対応することになる。今回のASUSTeKの展示でもDDR2 SDRAMスロットを搭載した製品が存在している。

 また、サウスブリッジも新たにICH9シリーズを採用。こちらはICH8からUSBポートが増やされているのが大きな違いとなり、それほど目立った機能強化はされていないようだ。

 なお、Bearlake搭載マザーの他社製品については、追ってレポートする。

Intel P35+ICH9Rを搭載する「P5K WS」。製品名のとおりワークステーション向けの製品で、PCI-Xスロットを備えるのが特徴。DDR2-800対応スロットを4スロット持つ構成になっている Intel P35+ICH9Rを搭載する「P5K3-M」。DDR3-1066対応スロットを4スロット備える
Intel G33+ICH9を搭載する「P5K3-VM」。やはりDDR3-1066対応スロットを4スロット備えるが、RAID非対応のICH9を採用している P5K3-MのDDR3 SDRAMスロット。切り欠きの位置が、DDR2 SDRAMに比べて端に寄っている

●R.O.G.ブランドの新製品をデモに利用

 マザーボードのデモコーナーでは、Crosshair、Striker Extreme、Commandoに続く、ゲーマー向けマザーボードブランド「R.O.G.(Republic of Gamers)」と見られる製品が展示されている。液体窒素を利用したオーバークロックデモに使われているマザーボードで、正式な製品名やチップセットが公開されておらず、詳細なスペックなどは不明。しかしながら、ボード上には「SAUTERNES」と印刷されており、新製品の名称と想像される。また、ブース説明員によれば、搭載されているチップセットはIntel P965とのことだ。

会期中には液体窒素を利用したオーバークロックデモが予定されている。使用されているマザーボードは、I/Oリアパネル部に液晶が搭載されていることからもわかるとおり、同社のゲーマー向けブランド「R.O.G.」シリーズの製品 そのマザーボードには「SAUTERNES」と、これまでにない製品名が記されている

●コンバーチブル型ノート風のUMPC

ノートPC形状としても、ピュアタブレット形状としても利用可能なUMPC。タッチパネルは感圧式。OEM向けのため製品名は付けられていない

 ちょうど1年前のCeBITの目玉の1つが、MicrosoftのOrigamiことUMPCのお披露目だったが、それから1年の間に少しずつ製品が増えている。今回のCeBITでも、UMPCの新製品がいくつか登場するとみられているが、ASUSTeKのブースでは、コンパーチブル型ノートPC風のUMPCが展示されている。

 これは、今回のCeBITで初登場というわけではなく、OEM向けにすでに出荷を行なっている製品とのこと。7型のWVGA(800×480ドット)液晶を搭載し、CPUは1GHzのC7-M。OSは現状ではWindows XP Tablet PC Editionを利用しているが、すでにWindows Vistaを搭載したバージョンも用意されており、時期がくればOEM先から発売されるだろうとしている。

●HDMI信号を無線送受信するユニット

最大1080pの映像と音声を無線で転送する「WL-HDMI500」

 無線機器のコーナーで展示された「WL-HDMI500」は、HDMIの映像と音声を無線で送受信するユニット。最大で1080pまで対応可能で、展示パネルによれば“2時間以上のHD映像で1以下のパケットエラー”と、転送時のエラーレートの低さをアピールしている。

 送信機と受信機は別々のユニットとなっており、受信機(つまりTV側)はHDMIとステレオ出力端子を備える。ただし、送信機(つまり映像の出力側)は、HDMI以外にコンポーネント端子とステレオ入力も備えているので、HDMI入力を持つTVは必須となるが、プレーヤーなどはコンポーネント出力のみでも利用できることになる。また、それぞれにSMA型のアンテナ端子も設けられ、転送距離を延ばすことも可能だ。発売は2007年第3四半期が予定されているが、価格は未定。

●新ブランドのCPUクーラーも

 CPUクーラーは、3種類の新製品が目に留まった。1つはゲーマー向け製品シリーズのASUS Gaming Seriesに属する「Arctic Square」で、4本のヒートパイプを利用した製品。フィンが並ぶヒートシンク部の中央にファンが埋め込まれる格好になっており、108×106×135mmと見た目の印象のわりには小さなサイズなのが特徴。

 このほか、「Pirates」ブランドが冠せられた、「Pirates 70」、「Pirates 75」は、形状は大きく異なるものの、銅ベースに3本のヒートパイプとアルミ製フィンを組み合わせるという共通の素材を利用している。ただし、Pirates 70はファンが1個付属するのに対し、Pirates 75はファンが付属しない(120mm角ファンの取り付けは可能)。CPUは3製品ともに、LGA775/K8系ソケットの製品に対応する。

銅ベース+アルミフィン+4本の銅製ヒートシンクで構成される「Arctic Square」 銅ベース+アルミフィン+3本の銅製ヒートシンクで構成されたサイドフロータイプのCPUクーラー「Pirates 70」 同じく銅ベース+アルミフィン+3本の銅製ヒートシンクを使ったトップフロー製品「Pirates 75」

●Blu-ray搭載のAthlon 64向けベアボーン

AMD 690Gを採用したベアボーンキット「P2-M2A690G」。写真ではわかりにくいが、革の質感を醸し出した表面のデザインになっている

 先月発表されたチップセット「AMD 690G」を早速採用したベアボーンキットが「P2-M2A690G」だ。9Lのブックサイズケースを利用した製品で、HTPC用途に向け。ビデオカードはAMD 690Gの内蔵グラフィックではなくRadeon X700を搭載しており、HDMI端子を備える。また、Blu-ray Discドライブの搭載、Media Center対応リモコンの付属なども大きな特徴。

 CPUはモデルナンバー5500+までのAthlon 64 X2シリーズに対応。メモリスロットは2スロットで、最大2GBまで搭載できる。このほか、8chサウンド、Gigabit Ethernet、カードリーダーなどを備えている。

□CeBIT 2007のホームページ(英文)
http://www.cebit.de/
□ASUSTeKのホームページ(英文)
http://www.asus.com.tw/

(2007年3月15日)

[Reported by 多和田新也]

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