マイクロソフト、「XPのサポート期限延長は決まっていない」1月16日、一部報道機関において「Windows XPのサポート期限が大幅に延長される」との報道が行なわれたが、マイクロソフト株式会社は、「正式には何も決まっていない」と報道内容を否定するコメントを出した。 マイクロソフトでは、製品のサポート期間を、ビジネス向け製品は最短10年、コンシューマ向け製品は最短5年としている。 1月30日に発売になるWindows Vistaも、企業向けの「Enterprise」、「Business」は最短10年、個人向けの「Home Basic」、「Home Premium」は最短5年、企業、個人両方の利用を想定する「Ultimate」は最短10年のサポートが行なわれる予定だ。 しかし、Windows XPは発売から5年以上経過しているものの、後継製品の発売が遅れたこともあって、コンシューマ向けであるHome Editionは、Windows Vista発売の2年後、2009年1月末をサポート終了期限としている。 マイクロソフトでは、「このサポート期限に対しては、短すぎるという声がコンシューマユーザーや学校などからあがっていることは、当社としても把握している」という。 そこで、「米本社に対し、日本のユーザーからサポート期限延長を求める声が多いことは報告している。だが、それに対してどういう決定が下されるのかは現段階では未定」だという。 また、マイクロソフトでは、「一部報道では、日本を皮切りに全世界でサポート期限延長を行なうとあったが、サポート期限を延長するか否かは、日本独自に決定することは考えにくい。万が一、サポート期限延長ということになれば、全世界で同時に変更となる」と日本独自の決定は難しいとの見方を示した。 □マイクロソフトのホームページ (2007年1月16日) [Reported by 三浦優子]
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