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ハード/ソフトウェアパートナー各社がVistaへの対応をアピール

1月15日 発表



 株式会社アイ・オー・データ機器や株式会社バッファロー、エヌビディア・ジャパン(NVIDIA)など、マイクロソフト株式会社のハード/ソフトウェアパートナー各社は15日、メディア向けに開催された「Windows Vista 一般・個人向け発売直前記者発表会」でVista対応製品の展示と説明を行なった。

 出展した会社は、ハードウェアパートナーよりアイ・オー・データ機器、NVIDIA、セイコーエプソン、キヤノン、ニコン、日本AMD、バッファロー、三菱電機、ロジクール、ワコムの10社。ソフトウェアパートナーよりオービックビジネスコンサルタント、応研、コーレル、ソースネクスト、ネットディメンション、ノーザンシステム、ピー・シー・エー、富士通四国システムズ、弥生の9社。

 各社とも、Vista対応製品の展示を行なったほか、第三者機関による審査を通過したことを示す「Certified for Windows Vista」やVistaでの動作を示す「Works With Vista」などのロゴを取得した製品を紹介した。

展示会場の様子

●ハードウェア編

 アイ・オー・データ機器は、Vista対応のワンセグチューナ「SEG CLIP」や、キャプチャーカード「GV-MC-RX」とキャプチャーBOX「GV/MC/TZ」、Windows Media Center専用リモコン「GV-MC/RCkit」などの展示を行なった。

 SEG CLIPは発売済みで、そのほかの製品は1月下旬に発売予定。キャプチャーカード/BOXとリモコンはCertified for Windows Vistaを取得済み。デモにはAMD製のQuad FX搭載PCを利用し、マルチディスプレイでのワンセグ同時視聴などを行なっていた。

 また、1月30日にマイクロソフトが発売するDSP版「Windows Vista Ultimate α」に、512MB USBメモリ「TB-BH512/K」が同梱されることを正式に発表した。USBメモリはWindows Vistaのロゴがプリントされた特別仕様。Windows Vista Ultimate αは深夜販売限定で10,000本が販売される。

アイ・オー・データ機器のブース

 バッファローは、Works With Vista認証を取得した内蔵型HD DVDドライブ「HDV-ROM2.4FB」を展示した。Vista発売に合わせ1月末のに出荷される予定。外付型HDDなども展示した。

 NVIDIAは、現時点で唯一DirectX 10に対応したGeForce 8800シリーズ(GTX)搭載機でWindows Vistaの動作をデモ。同社は「GeForce 8800シリーズ用ドライバは既にVistaに対応済みで、現在は最適化を進めている段階。Vistaの登場に合わせてリリースする」とした。

 対してAMDは、ATI Radeon X1300/X1650 XT/X1950 Proの展示のほか、ATI Radeon X1950のCross FireでFlip 3Dのデモを行なった。NVIDIAはアプリケーションを走らせていないが、AMDはFlip 3Dのデモも可能である、と対応ぶりをアピールした。しかしハイエンドGPUのパフォーマンスについては次期チップに期待して欲しいとコメントした。

バッファローブース NVIDIAブース AMDブース

 そのほか、ロジクールはマウス用ドライバについて、現在でも対応済みだが、正式版「Set Point 3.3」を1月末に公開する。ウェブカメラについてはカメラへのアクセスを容易にするガジェットを提供するとした。ワコムは2006年12月22日より「Intuos」と「Cintiq 21UX」向けにVista対応ドライバを提供してきたが、1月末にはFAVOやBizTablet、液晶タブレット用ドライバを提供する。セイコーエプソンは、インクジェット複合機/インクジェットプリンタ/スキャナを含むカラリオシリーズすべてをVistaに対応させる予定で、1月30日より同社サイトでドライバを提供するとした。

ロジクールブース ワコムブースはVista対応のタブレットをデモ セイコーエプソンブースはVista対応プリンタを展示

●ソフトウェア編

 ソフトウェアでは、企業向け会計ソフトのVista対応版「勘定奉行21 Ver.IV」や「弥生会計 07」、「PCA会計シリーズ」、「大臣2007シリーズ」のほか、ノーザンシステムズによる3D GUI採用のCTI(Computer Telephony Integration)システムのデモなどが行なわれた。

 ソースネクストは2007年5月を目処に「ウイルスセキュリティ ZERO」と「携快電話」でCertified for Windows Vistaのロゴを取得する予定と発表。同時にWorks with Windows Vistaロゴを1月までに50タイトルで、3月までに100タイトルで取得を目指すとした。同社は、「ウイルスセキュリティ ZEROは現在85万本(2006年12月)の出荷で、Vista対応を契機に200万本へ到達したい」と目標を述べた。

 また、富士通四国システムズはVistaに対応したビジネス向けPC運用支援ソフト「瞬快」を2月下旬に発売すると発表した。同シリーズの累加出荷本数は98万本で、今年中にVista対応版で100万本を目指したいとした。

 このほかコーレルは、InterVideoのDVD視聴ソフト「WinDVD 8 Gold」はCertified for Windows Vistaを取得済みで、Uleadの動画編集ソフト「VideoStudio」へはWindows Vista用アップデートプログラムを提供すると発表した。

【1月16日訂正】初出時、ソースネクストの「ウイルスセキュリティ ZERO」と富士通四国システムズの「瞬快」シリーズの出荷本数を誤って掲載しておりました。両社にご迷惑をおかけしたことをお詫びし、訂正いたします。

オービックビジネスコンサルタントのブース ノーザンシステムズによる3D GUI採用のCTI ソースネクストブース

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.co.jp
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2936

(2007年1月15日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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