マイクロソフト、省電力機能搭載デュアルコアCPUの性能修正パッチ12月19日 公開 マイクロソフト株式会社は19日、Windows XP SP2の更新プログラム(KB896256)を公開した。 この修正プログラムは、CPUの動作周波数/電圧を動的に制御する省電力機能を持った、複数コア(デュアルコア、マルチプロセッサ、HyperThreadingなどの論理スレッド)搭載システムで、シングルスレッドの性能低下を抑えるもの。具体的な製品としては、AMDのAthlon 64 X2や、IntelのCore 2 Duoなど、現行の主力製品が該当する。 サポート技術情報の文章番号896256によると、この問題はWindows XPのCPU負荷に対する誤認識により発生し、シングルスレッドのアプリケーションで性能が低下する結果がみられたという。この修正プログラムを適用することで、CPUパッケージ全体の使用率が追加され、複数CPUコアの実際の動作レベルを正確に算出可能になる。 なお、同社はこの修正プログラムは障害のあったPCのみに対して適用するよう指示しており、今後さらにテストを行なう可能性があるため、深刻な影響がない場合は、この修正が含まれる次のサービスパックを待つことを推奨している。また、ノートPCではベンチマーク性能が向上する一方で、バッテリ寿命が縮まる可能性があるとしている。 □マイクロソフトのホームページ (2006年12月20日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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