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「PC市場の3割はナショナルブランド以外」、BCN調査

12月19日 発表



 株式会社BCNは19日、BCNランキングデータを元にした「広義にみたPC市場」の動向(6月~11月)を報告した。

 これによれば、6~7月のPC市場はナショナルブランドのデスクトップ/ノートPCが約76%のシェアを占有していたが、8月~11月期は約70%前後まで減り、自作PCおよびベアキット、ショップブランドPCなどの「ナショナルブランド以外」が約3割にシェアを伸ばす結果となった。

 一方、5月を基準とした販売台数指数は、ナショナルブランドがボーナス期である7月の109.6%をピークに下落傾向で、11月には84.4%にまで低下したが、ナショナルブランド以外は8月のCore 2 Duo発売をピークに11月に100.8%の水準で堅調に推移した。

広義にみたPC台数構成比率図(出典:BCNランキング) 販売台数指数(出典:BCNランキング)

 同社の分析によれば、自作PCが「ナショナルブランド以外」で半数以上を占め、安定した需要を得ているほか、最新技術をいち早く取り込み、コストパフォーマンスの高いショップブランドPCが牽引していることが影響しているとみている。

 特に、Core 2 Duoによる影響が大きいと見ており、11月時点のCore 2 Duo搭載率はナショナルブランドが11.8%にとどまるのに対し、ショップブランドは38.7%と大きくリード。加えて、ショップブランドのCore 2 Duo搭載PCが約2万円廉価であることから、人気を集める結果になったとしている。

デスクトップPCにおける「Core 2 Duo」搭載率(出典:BCNランキング) デスクトップディスプレイなしタイプの「Core 2 Duo」搭載PC単価(出典:BCNランキング)

□BCNのホームページ
http://www.bcn.jp/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0928/bcn.htm

(2006年12月20日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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