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PFU、輪島塗キートップの50万円キーボード
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HappyHacking Keyboard Professional HG JAPAN |
10月12日 受注開始
価格:262,500円~525,000円
連絡先:PFUダイレクト
Tel.0120-14-4541
パッケージ |
株式会社PFUは、HappyHacking Keyboard(以下HHKB)の発売10周年を記念して、キートップに輪島塗を施し、アルミ削り出しフレームを採用した「HappyHacking Keyboard Professional HG JAPAN」の受注を開始した。
上記モデルに加えて、輪島塗の施されていないモデル「HappyHacking Keyboard Professional HG」は、キートップが白と墨の2色、刻印の有無の組み合わせで計4モデルがラインナップされる。価格は輪島塗りの施されたHG JAPANモデルが525,000円、輪島塗の施されないHGモデルが262,500円。なお、HG JAPANモデルは無刻印仕様。
販売は同社直販サイトのほか、「Pen Boutique 書斎館 Aoyama」と「AssistOn」で展示/販売される。完全オーダーメイドのため、受注から納品までHG JAPANモデルは約3カ月、HGモデルは約1.5カ月の期間が必要。
PFUでは、「HHKBの10周年を機に、高級な筆記用具としてのキーボードを作りたいと思った。輪島塗は優れた特性を持ったコーティングであり、実用品としての価値も高い」としている。
HappyHacking Keyboard Professional HG(白/刻印有り) | HappyHacking Keyboard Professional HG(墨/刻印有り) |
HappyHacking Keyboard Professional HG(白/刻印無し) | HappyHacking Keyboard Professional HG(墨/刻印無し) |
輪島塗は、石川県の輪島塗工房「大徹漆器工房」が担当。漆を10度塗り、さらに金粉をちりばめた「朱金」で仕上げられている。朱金の表面張力によって、キートップのカーブの部分もきれいに仕上がったという。万年筆のボディにも使用される輪島塗は、抗菌性/吸湿性/耐久性を備えており、キートップのコーティングに最適だとしている。なお、製品名のJAPANは英語で漆塗りの意味を表わす。
大徹漆器工房 | うるしの生成 | 塗り |
乾燥しては塗る作業を繰り返す | 通常のキートップと同じ素材とは思えない仕上り | 金まぶしの作業 |
また、アルミ削り出しフレームは高い剛性をそなえるため、タイピングの力を逃すことなく高速の打鍵を受け止め可能で、タイピングの感触が向上するとしている。アルミ外装の表面にはヘアライン処理を施したほか、裏面はクロムメッキによる鏡面仕上げとなっている。なお、ユーザーの名前を裏面にレーザー印字するサービスも行なわれる。
裏面 | 背面 |
インターフェイスはUSBで、2ポートのHub機能を備える。ケーブル長は1.8m。本体サイズは297.4×123.6×40mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,100g。そのほか、キーボードの傾きを約1度単位で8段階に調整可能で、調整用の六角レンチや竹製ピンセット、交換用レッグなどが専用の木箱に収められて付属する。
レッグを外した状態。インターフェイスは左から、PCとの接続用USBポート、USB 2.0 Hub×2。左端はキー配置変更用ディップスイッチ | ツールや交換用レッグは専用木箱に収められて付属する |
約1度単位で8段階の角度調整に対応 |
□PFUのホームページ
http://www.pfu.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new061012.html
□製品情報
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/hhkbprohg/
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【3月16日】PFU、USB 2.0 Hub内蔵の高品位コンパクトキーボード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0316/pfu.htm
(2006年10月12日)
[Reported by date@impress.co.jp]