AMDの高性能デスクトップPC向けCPU新製品、Athlon 64 X2 5200+および5000+の販売が開始された。対応するCPUインターフェイスはSocket AM2で、2モデルとも内部クロックは同じ2.6GHzだが、2次キャッシュメモリの容量は、5200+が各コア1MBずつ（合計2MB）、5000+が512KBずつ（合計1MB）となっている。最上位モデル5200+の最安値は48,231円。出回り始めたのはCPUを裸の状態で販売するバルク品で、在庫ショップ数が10～12店と多く、今回から調査対象に加えた。

　Intelからは、調査時点の在庫ショップ数が7店とやや少ないため、価格表には掲載していないが、デスクトップPC向け・デュアルコアCPUの新製品、Pentium D 925（3GHz）の販売が始まっている。内部クロックは発売済みのPentium D 930（3GHz）と同じで、仮想化技術「VT」を非搭載とし、価格を割安にしたのが特徴。各コア2MBずつ（合計4MB）の2次キャッシュメモリを搭載し、CPUインターフェイスはLGA775に対応している。出回り始めたのはCPUクーラー同梱のリテールパッケージで、実売価格範囲は18,280～19,740円（平均18,807円）。

　また、ワークステーション・サーバ向けのデュアルコアCPU新製品、Xeon 3000シリーズおよびXeon LV 5148（2.33GHz）も一部のショップに出回り始めた。Xeon 3000シリーズは3070（2.66GHz）、3060（2.4GHz）、3050（2.13GHz）、3040（1.86GHz）の4モデルで、TDPは65W、FSBは1,066MHz。2次キャッシュメモリ容量は3070および3060が4MB、3050および3040が2MBとなっている。最上位モデル3070の実売価格は75,915円。一方、Xeon LV 5148は発売済みのXeon 5140（2.33GHz）と同じ内部クロックながら、TDPが65Wから40Wに引き下げられた省電力版となっているのが特徴。FSBは1333MHzで、4MBの2次キャッシュメモリを搭載している。実売価格範囲は72,700～76,860円。なお、いずれも在庫ショップ数が1～2店と少なく、価格表には掲載していない。

　価格面では、Athlon 64 FX-62の最安値が前回調査時から5,000円以上下がって90,000円を割り、平均価格も4,961円（5.0%）下がったのが目立つ。このほかのAthlon 64系の各モデルも値下がり傾向となっている。