「GH16P35A8C」

9月15日 発表

　シャープ株式会社は15日、DVD±R DLの16倍速書き込みに対応する赤色半導体レーザー「GH16P35A8C」を発表した。25日よりサンプル価格4,000円で出荷が開始される。

　記録型DVDドライブ向けの製品で、1.8mmに薄型化しながら350mWの出力を実現した製品。同社はDVD向けの赤色半導体レーザーで業界最薄としている。

　DVD±R DLは出力の高い赤色半導体レーザーが必要で、1層DVD±Rでは出力250mWで16倍速の書き込みが可能だが、2層では4～6倍程度が限界とされていた。本製品は350mWの出力により、DVD±R DLの16倍速にも対応可能となった。PC/レコーダ向けのハーフハイトドライブだけでなく、ノートPC向けの薄型ドライブのピックアップに対応できるという。

　また、放熱性の高い樹脂成型のフレームパッケージを採用し、ケース温度摂氏80度までの高温動作にも対応した。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060915-a.html
□関連記事
【2005年1月19日】三菱、DVD±R DL 16倍速書き込み用半導体レーザー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0119/mitsubishi.htm

(2006年9月15日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]