VC-95XP

9月16日 発売

価格：94,500円～

　東芝コンシューママーケティング株式会社は、約10年間メンテナンスをしなくても吸引力を維持するサイクロン式掃除機「タイフーンロボXP」シリーズ3機種を、9月16日より発売する。

　価格は、音声ガイドや新開発のヘッドを搭載した最上位機種の「VC-95XP」が107,100円、音声ガイドなどが省かれた「VC-90XP」が100,800円、音声ガイドなどが省かれ、従来機と同じヘッドを用いた「VC-85XP」が94,500円。

VC-95XP	VC-90XP	VC-85XP

VC-95XPの背面。青色LEDが2灯、光っている

　メンテナンスフリーや、ユニバーサルデザインなど、掃除機使用時のストレスを軽減させることをコンセプトとしたサイクロン掃除機。

　最大の特徴は、約10年間メンテナンスが不要のサイクロン機構。従来機は電源投入時と、掃除終了後に、モーターがフィルタを回転させ、フィルタに付いたチリやホコリを落とす仕組みが設けられていたが、タイフーンロボXPでは、チリを風力で飛ばして集塵する「エアー洗浄機構」を追加した。これにより、従来機では約7年半、メンテナンスが不要とされていたが、タイフーンロボXPでは、約10年間に伸びている。

　ダストカップにゴミが貯まると、赤外線センサーが感知。掃除終了後に自動で本体カバーが開き、カップの中のゴミを捨てるように促す機能も搭載されている。

　また、新開発のヘッドを採用。ヘッド内にブラシの回転方向を検知するセンサーを新たに搭載し、ヘッドを押したときは前方向に、ヘッドを引いたときはブラシが逆方向に回転する仕組みを取り入れた。これにより、なめらかな走行感が得られるとともに、ペットの毛や糸クズがブラシにからまず、吸い込めるようになったという。

新開発のヘッド

　さらに、ヘッドの根元の部分に白色LEDを搭載し、家具のスキマなど暗い部分を照らして、掃除ができる機能を搭載。排気をきれいにするためのフィルタも、従来機で採用されていたWゼオライトフィルタ、HEPAクリーンフィルタに加え、光触媒の脱臭フィルタが追加されている。

　本体デザインも、「近未来的な躍動感」を感じさせるものに一新。部品の継ぎ目など要素を極力排し、シルバー系の色を用いたツルッとした感触を前面に押し出している。

　吸込仕事率は500W。本体サイズは270×375×265mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。これらのスペックはいずれも、全機種共通となる。

　カラーバリエーションは、「VC-95XP」がメタリックゴールド、メタリックブルー、メタリックピンクの3色。「VC-90XP」がブラック、レッドの2色。「VC-85XP」がブルー、ピンクの2色となっている。

VC-95XPを分解したところ	ダストカップを取り除くと、フィルタが現われる	羽の付いたフィルタは、従来機種と同じ構造
ダストカップのゴミが、基準線を越えると赤外線センサーが感知。掃除終了後に自動でカバーが開いて、ゴミ捨てを促す	ゴミをより分ける機構。空気の力でチリを飛ばす機能を加えた	横から見たデザイン。要素が少なく、シンプルな印象
ヘッドの根元に付いているLED	家具のスキマを照らしながら掃除できる	ブラシは、ヘッドを動かした方向を自動で検知して、回転する
分散排気機構を採用。床のホコリをまき散らさないよう配慮されている	ブラシの仕組み	自動メンテナンス機構の仕組み

□東芝コンシューママーケティングのホームページ
http://www.toshiba.co.jp/tcm/
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【7月6日】【家電】東芝　サイクロン式掃除機「VC-80TX」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0620/kaden002.htm

(2006年8月30日)

[Reported by ito-d@impress.co.jp]