VALUESTAR W VW990/GG

9月上旬より順次発売

価格：オープンプライス

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　NECは、デスクトップPC「VALUSTAR W/X/L」のスペックを刷新し、地上デジタルTV対応チューナやBlu-ray Disc(BD)ドライブ搭載モデルなどを追加して9月上旬より発売する。VALUESTAR W/X/LのすべてのモデルがWindows Vista Premium Ready。価格はオープンプライス。

●全モデル地デジ対応の一体型デスクトップVALUESTAR W

　VALUESTAR Wは、地デジTVとしての使いやすさを追求したというAV指向の一体型PC。32型ワイド液晶採用の「VW990/GG」と「VW900/GH」、20型ワイド液晶採用の「VW790/GG」、「VW770/GG」、「VW700/GG」、地デジエントリモデルとして17型液晶採用の「VW500/GG」、計6モデルが用意される。

　発売日はVW990/GGとVW790/GGが10月上旬、VW500/GGが9月下旬で、その他のモデルが9月上旬を予定。店頭予想価格は上位から順に、50万円前後、35万円前後、33万円前後、31万5千円前後、28万円前後、24万円前後の見込み。

　ハイビジョン画質を再現するために、地デジ専用スケーラやハードウェアデコーダを搭載したほか、IPS液晶を採用。32型ワイド/20型ワイド採用モデルの上位機は、BD-Rの2倍速書き込みに対応するBDドライブを搭載し、録画した地デジ番組をBDにムーブできる。また、「ぱっと観テレビ」機能が強化され、約2秒で地デジの視聴を開始できるようになった。

　VW990/GGは、1,360×768ドット表示対応32型液晶を採用し、BDドライブと地上/BS/110度CSデジタル放送対応ハードウェアMPEG-2リアルタイムエンコーダを搭載したモデル。

　主な仕様は、CPUにPentium D 945(3.4GHz)、チップセットにIntel 945G Express(ビデオ機能内蔵)+ICH7-R、1GBメモリ(最大2GB)、RAID 0構成の400GB HDD×2、OSにWindows XP Media Center Edition 2005を搭載する。

　インターフェイスは、USB 2.0×4、IEEE 1394×2、Gigabit Ethernet、S/PDIF出力(角型)、音声入出力、SDカード/xD-Picture Card/メモリースティック(PRO)対応スロット、Type3 PCカードスロットなどを備える。

　本体サイズは960×360×604mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約39kg。7.5W+7.5Wの内蔵スピーカと15Wのサブウーファを装備する。

　VW790/GGは1,360×768ドット表示対応20型液晶を採用モデルの上位機で、VW990/GGからCPUをPentium 4 524(3.06GHz)に、HDDを300GBに変更したモデル。

　本体サイズは702×360×469mm(同)、重量は約29kg。そのほかの仕様はほぼ共通。

　地デジエントリーモデルのVW500/GGは、1,280×1,024ドット表示(SXGA)対応17型液晶を採用。BS・110度CSデジタル放送には対応せず、地デジのみに対応する。メモリは512MB。

　本体サイズは528×360×467mm(同)、重量は約26kg。そのほかの仕様はVW790/GGとほぼ共通。

　なお、VALUSTAR Wシリーズは市販のBD-ROMコンテンツの再生には対応してない。これは、コンテンツ再生の要求スペックを満たしていないため。

VW790/GG、VW770/GG、VW700/GG	VW500/GG

●水冷/地デジ/BDドライブ装備のVALUESTAR X

VALUESTAR VX780/GD

　水冷PC「VALUESTAR X VX780/GD」は、地デジ装備に加えて新たにBDドライブを搭載し、市販のBD-ROMコンテンツの再生に対応したモデル。水冷システム採用で静音性を向上させると共に、HDDやビデオカード、BDドライブについても静音化が計られているという。

　発売は10月下旬で、店頭予想価格は50万円前後の見込み。

　主な仕様は、CPUにPentium D 945(3.4GHz)、チップセットにIntel 945G Express+ICH7-R、1GBメモリ(最大2GB)、1,680×1,050ドット表示(WSXGA+)対応20型ワイドスーパーシャインビューEX2液晶、ビデオカードにGeForce 6600 GT(128MB)、地上/BS/110度CSデジタル放送対応ハードウェアMPEG-2リアルタイムエンコーダ、500GB HDD(250GB×2/RAID 0)、OSにWindows XP Home Edition(SP2)を搭載する。

　インターフェイスは、USB 2.0×7、IEEE 1394×2、Gigabit Ethernet、DVI-I、ミニD-Sub15ピン、専用ビデオ通信、PS/2×2、S/PDIF出力(角型)、音声入出力、SDカード/xD-Picture Card/メモリースティック(PRO)対応スロット、ExpressCard/54スロット、Type2 PCカードスロットなどを備える。

　本体サイズは188×508×405mm(同)、重量は約17kg。同社の直販サイト「NEC Direct」ではBTOに対応し、RAID 5構成も選択可能。

●セパレートタイプのスリムデスクトップVALUESTAR L

VL970/GG

　VALUESTAR Lは、AV用途よりもPC用途を重視したというスリムデスクトップ。筐体の厚さ110mmのスタンダードタイプ「VL970/GG」、「VL770/GG」、「VL570/GG」と、缶ジュースとほぼ同じ、厚さ66mmの筐体を採用したスリムタイプ「VL370/GD」、「VL300/GD」の計5モデルが用意される。

　発売は9月上旬。店頭予想価格は順に、32万円前後、25万5千円前後、22万円前後、19万円前後、17万円前後の見込み。

　スタンダードタイプのVL970/GGは、CPUにPentium 4 524(3.06GHz)、1GBメモリ(最大2GB)、チップセットにIntel 945GZ Express(ビデオ機能内蔵)+ICH7、WSXGA+表示対応20型スーパーシャインビューEX2液晶、地上/BS/110度CSデジタル放送対応ハードウェアMEPG-2リアルタイムエンコーダ、300GB HDD、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows XP Media Center Edition 2005を搭載する。

　インターフェイスは、USB 2.0×6、IEEE 1394×2、Gigabit Ehternet、DVI-I、専用ビデオ通信、ミニDIN 6ピン×2、S/PDIF出力(角型)、音声入出力、SDカード/xD-Picture Card/メモリースティック(PRO)対応スロット、Type3 PCカードスロット、外付けFeliCaポートなどを備える。空き拡張ベイはなし。

　本体サイズは110×397×343mm(同)、重量は約10.2kg。

　VL770/GGは、VL970/GGから地デジへの対応を省き、CPUをPentium D 820(2.8GHz)に変更したモデル。VL570/GGは、VL970/GGから地デジへの対応を省き、CPUをPentium 4 524に、ディスプレイをSXGA表示対応17型液晶に変更したモデル。そのほかの仕様はほぼ共通。

　スリムタイプのVL370/GDは、CPUにPentium 4 524、512MBメモリ(最大2GB)、チップセットにATI Radeon Xpress 200(ビデオ機能内蔵)+IXP450、SXGA表示対応17型スーパーシャインビューEX液晶、300GB HDD、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows XP Home Edition(SP2)を搭載する。

　インターフェイスは、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub 15ピン、PS/2×2、音声入出力などを備える。本体サイズは66×341×352mm(同)、重量は約8.2kg。空き拡張ベイはなし。

　VL300/GDは、VL370/GDからCPUをCeleron D 352(3.2GHz)に、HDDを250GBに変更したモデル。そのほかの仕様はほぼ共通。

VL770/GG	VL570/GG	VL370/GD、VL300/GD

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0608/2901.html
□関連記事
【4月11日】NEC、「VALUESTAR W/X」の夏モデル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0411/nec3.htm
【2005年12月19日】NEC、デスクトップPC「VALUESTAR SR/X」春モデル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1219/nec3.htm

(2006年8月29日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]