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自転車感覚で乗れる1人乗りヘリコプター

GEN H-4

価格:3,780,000円



 23日に東京ビッグサイトで開幕した「グッドデザイン・プレゼンテーション」。優れたデザインの工業製品や建築物に、「グッドデザイン賞」を与えることで有名なイベントだが、オシャレなグッズが並ぶ中、来場客の注目を集める、一風変わった出品物がある。

 それは、ゲン・コーポレーションのブースにある、1人用ヘリコプター「GEN H-4」だ。

 樹脂製のベンチに長さ4mのローターが2本付いただけで、窓はおろか、操縦者を囲うボディすらない、まさにパーソナルなヘリコプターである。

 航空局の許可さえ取れば、無免許で操縦が可能なのが最大の特徴だ。スペックは最大高度1,000m、時速は90km。連続飛行時間は30分。実際には、法規制により、高度5m、時速10km程度の飛行が可能という。

 2枚の羽は回転方向が逆に設定されており、バランスを保つようになっている。動力は、羽の根元に125cc 2気筒水平対向のエンジンを4基搭載。燃料にはレギュラーガソリンを用いる。

操縦席 独自開発の125ccエンジンを4基搭載 操作パネル。無免許で操縦できるだけあり、意外にシンプルな作りだ

 展示会ではよくある参考出品かと思いきや、なんと、すでに販売実績もあるれっきとした商品なのだという。お値段は、3,780,000円。販売元のゲン・コーポレーションの坂巻たみ氏によれば、「これまでに4台売れました。会社経営からリタイアされた方が中心です」とのこと。

 実質的には法規制により高度5mになるので、現在、主な用途はレジャーだが、構造的に持ち運びが簡単なため、今後は災害救助の用途にも展開していきたいという。「ワゴン車なら、バラしたH-4が2台運べます」(坂巻氏)という。

 免許がいらないだけに、心配なのは操縦テクニック。坂巻氏によれば、「2時間ほど練習すれば操縦できます。自転車に初めて乗るときと感覚的には近いでしょうか」とのことで、飛行許可さえ下りれば、気軽に操縦できそうだ。

 開発元は長野県松本市にあるエンジニアリング・システム株式会社。本業は、医療機器や産業用ロボットの開発だが、H-4は、「社長の趣味」により、進められたプロジェクトなのだという。その後、H-4の商用化に向けて2004年にプロジェクトチームを分社化。それがゲン・コーポレーションとなっている。

 ちなみに、H-4は、完成品ではなく、バラバラの状態でキット販売される。ヘリコプターを自分で組み立てることができるのだろうか。「大丈夫です。キットはすべて、当社で1度組み立てて、動作を確認します。納品時にはお客様に来ていただいて、完成品を見てもらった上で、一緒にバラしながら、構造を理解していただけるようになっています」(坂巻氏)。

 大空を自由に飛ぶ、というのはさすがに難しそうだが、余裕のある大人のオモチャとして、これほどロマンを感じさせるものもない。今後も、こうした取り組みがたゆまなく続くことを願いたい。

飛行している模様を収めたビデオの1シーン GEN H-4のスペックシート

□ゲン・コーポレーションのホームページ
http://www.gen-corp.jp/
□エンジニアリング・システム株式会社のホームページ
http://www.engineeringsystem.co.jp/indexjp.htm

(2006年8月24日)

[Reported by ito-d@impress.co.jp]

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