Intelの高性能デスクトップPC向けCPU、Core 2シリーズのうち、発売当初から品不足が続いていた上位モデルが一斉に再入荷。人気の集中により品切れ状態だったCore 2 Duo E6600の在庫ショップ数が、調査時点で17店に急増したのが目立つ。一方、Pentium Dは915など廉価モデルを除き、一層の品薄となっている。

　AMDからは、ワークステーション・サーバ向けのデュアルコアCPU新製品、Opteron 2000シリーズ（2210～2220 SE）および1000シリーズ（1210～1220 SE）が、一部モデルを除いて出回り始めた。製造プロセスは90nmで、2次キャッシュメモリ容量は各コア1MBずつ（合計2MB）。対応するCPUインターフェイスは、デュアルプロセッサ構成（2ウェイ）向けの2000シリーズが新型のSocket F、シングルプロセッサ構成（1ウェイ）向けの1000シリーズがSocket AM2となっている。実売価格は2220 SE（2.8GHz）が155,400円、1220 SE（2.8GHz）が138,600円で、調査時点の在庫ショップ数が1～2店しかないため、価格表には掲載していない。

　価格面では、Socket 939版Athlon 64 X2 4800+の最安値が再び40,000円を割り、在庫ショップ数も急増するなど、Athlon 64系の一部で動きがやや目につく。このほかはIntel、AMDとも、ここしばらく続いてきた値下がりの動きが落ち着く傾向となっている。

　なお、在庫ショップ数が10店以上となったCore 2 Extreme X6800、Core 2 Duo E6600、Socket 939版Athlon 64 X2 4800+の3モデルを調査対象に加えた。また、在庫ショップ数が少数となったため、Pentium D 930、Core Solo T1300、Turion 64 MT-37の3モデルを調査対象から外した。