ヘルシオシリーズ

9月10日 発売

価格：オープンプライス

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「AX-1000」

　シャープ株式会社は、脱油、減塩効果をアップさせたスチームオーブンレンジ「ヘルシオ」シリーズ3機種を、9月10日より発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は容量が30Lの最上位機種「AX-1000」が150,000円前後、26Lの「AX-HC3」が100,000円前後、20Lの「AX-HT3」が80,000円前後。

　新機種では、新たに高集積スパイラルヒーターを搭載した水蒸気発生装置や、羽の枚数を従来機の20枚から45枚に増やした大風量ファンなどからなる過熱水蒸気ユニット「健康ニューエンジン」を搭載。

　過熱水蒸気の温度が、従来機の300度より330度にアップしたほか、17m/秒だった噴射速度が20m/秒になるなど、基本性能の向上を図っている。

　これにより、ヘルシオの特徴である減塩効果、脱油効果に加え、耐酸化性も上昇。料理の油分の酸化率を表す酸素濃度が、従来機の1%より0.5%以下になったほか、コエンザイムQ10やビタミンCなど、酸化しやすい成分の残存率も高いという。

操作パネル		本体背面
2つのダイヤルで操作する	過熱水蒸気により、調理中はガラスが曇る	残り時間は秒単位
AX-1000の庫内	AX-1000の水タンク	調理例

　125gの鶏の唐揚げを調理した場合、天ぷら鍋で調理した場合、総カロリーが261kcalなのに対し、AX-1000で調理した場合で208kcal、AX-HC3で203kcalまで削減できるという。

　一方、塩分に関しては、80gの塩鮭を焼いた場合、ガスのグリルでは減塩率が6.5%だったのに対し、AX-1000で27.1%、AX-HC3で26.9%と、約4倍の減塩率となっている。

　このほか、料理研究家の高城順子氏が監修した「健康セットメニュー」を搭載。「ささみの梅肉焼き&なすと厚揚げの香味ソース」など低カロリーのメニューや、「温野菜のグラタン&なすのマリネ」といった低塩分のメニューがレシピとして内蔵されている。収録数は、AX-1000で22種類、AX-HC3は9種類。

　さらに一般的なメニューに関しても、辻学園調理技術専門学校の為後善光氏が監修した。収録数はAX-1000が220種類、AX-HC3が204種類、AX-HT3が160種類。AX-1000の220種類は、「業界最多」としている。

AX-HC3(レッド)	AX-HC3(シルバー)

AX-HT3(ブラウン)	AX-HT3(ホワイト)	AX-HT3の背面

シャープ 電化事業本部 本部長の庵和孝氏

　AX-1000の本体サイズは525×470×405mm(幅×奥行き×高さ)。庫内のサイズが355×305×277(同)mm。重量は約23kg。消費電力はオーブン使用時で1,460W、レンジ使用時で1,000W。なお、AX-1000は「ヘルシオPro」というペットネームが付いており、この機種のみ、庫内に2枚、プレートを入れて調理できる「2段調理」に対応する。

　発表会で登壇した同社 電化事業本部 本部長の庵和孝氏は、「現在、電子レンジの売上におけるヘルシオの割合は6割。これを7割まで押し上げたい」とした上で、生活家電分野でのビジネスについて「なんとか勝ち組になりたい。コアの技術を開発し、“ちょっと高いけど欲しいな”という本格的で高級感のある商品作りを目指していく」と語った。

余分な脂がトレーに落ちているのがわかる	調理例「牛肉ときのこのプルコギ風 & ブロッコリーのナムル」
調理例「ブロッコリーのミモザサラダ」	高城順子氏監修の「健康セットメニュー」

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060808-a.html
□製品情報
http://healsio.jp/

(2006年8月9日)

[Reported by ito-d@impress.co.jp]