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第2四半期の国内PCシェアはデルが2位に上昇
~出荷台数はマイナス2.3%の341万台に

8月2日 発表

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 IDC Japan株式会社は2日、2006年第2四半期(4月~6月)における国内PC出荷台数の速報を発表した。

 これによると、出荷台数は341万台で、前年同期比2.3%減となった。ビジネス市場は前年並みの結果を出したものの、家庭市場ではサッカーワールドカップの影響により、TVなどの家電製品にボーナス需要が流出したことや、直前期から持ち越した流通在庫が新規出荷を圧迫したことなどをマイナス成長の要因として挙げている。

 今四半期のベンダーシェアは、デルが富士通を抜いて初めて2位に、また、日本HPに代わってソニーが5位となり、順位は上からNEC(19.6%)、デル(16.1%)、富士通(15.6%)、東芝(9.4%)、ソニー(7%)になった。なお、デルは防衛庁へのWinny対策PCの大型案件(約56,000台)を、第2四半期から第3四半期に行なっている。上位5社の順位変動は、2005年第1四半期以来となる5四半期ぶり。

 前年同期比の成長率はNECが-2%、デルが14.2%、富士通が-9.4%、東芝が10.3%、ソニーが13.2%。デル、東芝、ソニーが大きくシェアを伸ばしており、デルの防衛庁向け案件を除いた場合、ソニーの成長率は上位5社の中でトップ。

 なお、ここで言う国内PC市場には、x86サーバー、デスクトップPC、ポータブルPCが含まれている。

2006年第2四半期 国内PC出荷台数トップ5ベンダーシェア、前年同期比成長率(速報値)
出展:IDC Japan, 8/2006

□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/
□関連記事
【5月31日】国内PC市場は2006年第1四半期もプラス成長
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0531/idc.htm

(2006年8月2日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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