Intelの最上級デスクトップPC向け・デュアルコアCPU新製品、Core 2 Extreme X6800（内部クロック2.93GHz）の販売が開始された。Coreマイクロアーキテクチャの新型コア「Conroe」を採用したのが特徴で、製造プロセスは65nm。FSBは1,066MHzで、4MBの2次キャッシュメモリを搭載、CPUインターフェイスはLGA775に対応している。実売価格範囲は127,280～131,040円（平均129,299円）で、調査時点の在庫ショップ数が8店に留まったため、価格表には掲載していない。

　また、デュアルコアの低価格モデル、Pentium D 915（2.8GHz）も販売が始まった。上位モデル（920～960）に搭載されている仮想化技術「VT」が、915では非搭載となっているのが特徴。製造プロセスは65nmで、各コア2MBずつ（合計4MB）の2次キャッシュメモリを搭載、CPUインターフェイスはLGA775に対応している。最安値は17,483円で、調査時点の在庫ショップ数が14店と多いため、今回から価格表に掲載している。

　価格面では、Intel、AMDとも値下がりが秋葉原全体に波及。Socket AM2版Athlon 64 X2 4600+（2.4GHz）が平均23,010円（39.2%）下落したのをはじめ、AMDはAthlon 64系の各モデルが最安値、平均価格とも大幅に続落したほか、SempronもSocket AM2版を中心に急落。一方、IntelはPentium 4 661（3.6GHz）が平均9,939円（27.6%）下落するなど、平均の下げ幅が引き続き大きいものの、最安値の動きは縮小している。

　なお、在庫ショップ数が少数となったため、Pentium 4 651、641、631、Celeron M 380、Socket 939版Athlon 64 4000+、Turion 64 MT-30の6モデルを調査対象から外した。Pentium 4は在庫ショップ数が大きく減少し、全体的に品薄となっている。