[an error occurred while processing the directive]

【やじうまPC Watch】
シャープ、設置工事のいらないワイヤレスドアフォン

リビングドアスコープ HN-D100

9月1日 発売

価格:オープンプライス

連絡先:お客様相談センター
     Tel.0120-663-700



HN-D100

 シャープ株式会社は、部屋から訪問者の映像を閲覧できるワイヤレスドアフォンシステム「リビングドアスコープ」シリーズ2機種を9月1日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は卓上型モニタ付属のセット「HN-D100」、壁掛型モニタのセット「HN-D150」のいずれも27,000円前後。

 同シリーズは、カメラユニットと、モニタユニットからなるワイヤレスのドアフォンシステム。単3電池3本で駆動するカメラユニットを、ドアスコープの前に設置するだけで、離れた場所にあるモニタユニットに、カメラが捉えた画像が映し出されるのが特徴。

 これまでドアフォンは、電源やユニット間の配線など施工工事が必要なため、賃貸マンションなどでは導入が難しかった。この製品では、カメラユニットとモニタユニット間の無線通信に、IEEE 802.15.4を採用。無線通信で画像をやりとりすることにより、設置工事が不要で、購入してすぐに使用できるのが特徴。画像は、秒間1~2コマ程度だという。

 カメラユニットの取り付けは、ドアスコープのネジを使用する。コインを使ってネジを緩めたあと、付属のアタッチメントをドアに装着。ネジを締め、アタッチメントとカメラユニットをかみ合わせる。ドライバなど工具も不要で、コイン1枚で装着できる。

HN-D150に付属する壁掛型ユニット(左)と、オプションの増設用カメラ

 IEEE 802.15.4は、近距離通信(PAN=Personal Area Network)向けに策定された規格で、本製品は見通し40mの範囲内で最大250kbpsの通信が可能。低コスト/低消費電力が特徴で、一般的な利用頻度だと、半年に一度、電池を交換すれば済むという。

 BluetoothやIEEE 802.11b/gと同じ2.4GHz帯を使用するが、「常時、電波を飛ばすわけではないので、大きな影響はない。万が一、干渉しても、チャンネルを変更する仕組みがあるので大丈夫」としている。

 オプションとして、室内用のカメラや、増設用のモニタも用意される。これにより、玄関口だけでなく、子供部屋などへカメラを設置したり、寝室にもモニタを置く、といった用途にも対応できる。オプションのカメラ、モニタの店頭予想価格は18,000円前後。

 マンションの管理会社など住宅設備関連の販路のほか、量販店やホームセンターなど小売店でも取り扱う。

 HN-D100の卓上型モニタは、約92×39×93mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約170g。HN-D150の壁掛型モニタは約85×25×130mm(同)、重量は約150g。共通のカメラユニットの本体サイズは、約57×36×99mm(同)、重量が約185g。

利用イメージ。卓上型のモニタユニットは小型で、持ち運びに便利 取り付けは、アタッチメントをドアスコープに取り付け、カメラとアタッチメントをマグネットで接着する
HN-D100の卓上型モニタユニット。大きいボタンを押すと、ドアフォンに対して応答する IEEE 802.15.4の特徴 想定される利用シーン

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060731-a.html

(2006年7月31日)

[Reported by ito-d@impress.co.jp]

【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
お問い合わせに対して、個別にご回答はいたしません。

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.