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【やじうまPC Watch】
ソニー新本社、まもなく完成か?



 2006年秋にも移転が決定しているソニーの新本社が、いよいよ完成に近づいてきたようだ。

 新本社は、かつて芝浦テクノロジーセンター(通称・芝浦テック)と呼ばれていたソニーの拠点跡地に建設中の「新芝浦開発プロジェクト」。

 もともとこの地は、'69年9月に、芝浦工場としてソニーがオーディオ機器の生産拠点を開設した場所。いわば、ウォークマン発祥の地といってもいい場所だ。その後、'89年8月に芝浦テクノロジーセンターに名称変更し、2004年8月から新ビル建設に向けて着工していた。

 建築主は、ソニー生命保険となっており、現場の告知看板によると、地下2階、地上20階建てで、高さは99.4m。敷地面積は、18,165平方m、延床面積は、163,745平方mとなる。最新の省エネルギーシステムなどを導入しているのも特徴だという。

品川駅東口から約600メートルの距離にある新芝浦開発プロジェクト。コクヨの東京品川オフィスの北側になる 全面ガラスの外観はほぼ完成している様子だ。品川駅からはこちちから入るのが便利そうだ 地図のほぼ中央にある「港区」と書かれた場所が現地。現在の本社に比べると、品川駅には圧倒的に近い

 関係者などによると、早ければ9月には一部移転が開始されることになりそうで、2007年2月までには移転が完了することになりそうだ。ソニーの本社機能のほか、都心の数10カ所に分散しているソニーグループのオフィスを集約。また、飲食店などが入居する予定で、新たな一大オフィスビルが誕生することになる。

 2006年5月に創立60周年を迎えたソニーが、記念すべき年に果たす本社移転。27日に発表した第1四半期連結決算も薄型TV「BRAVIA」の好調などに支えられて、好業績となった。

 新本社への移転を機に、ソニーは完全復活を果たすことができるだろうか。

張り出されている建築計画書。9月末には完了予定になっている 北東の方角から。車寄せがあるエントランスは北側になる。約6000人のソニーグループ社員が入居するという これが車寄せがある入口側の様子
品川駅方面からのカット。SONYのロゴは、南側と北側に配置される 現在のソニー本社。通称はNSビルと呼ばれる。'90年に、現在の2号館から本社を移転した。ちなみにNSは「ニッキ・ソニー」という意味。ニッキは、株式会社ニッキを指す TV事業本部の聖地である大崎西テクノロジーセンター(通称・大崎西テック)は、大崎駅西口の再開発地域に含まれており、すでに移転することが決定している。新本社ビルへの入居が有力とは言われるが……
28日の様子。JR品川駅港南口の品川インターシティ側からみた新社屋 同じく28日の様子。港南口のデッキから

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press_Archive/200407/04-0722/
□関連記事
【7月27日】ソニー、2006年度第1四半期は営業黒字に転換(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060727/sony.htm

(2006年7月28日)

[Reported by 大河原克行]

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