[an error occurred while processing the directive]

Microsoft、将来のWindowsの開発に関する12カ条の原則を宣言

7月19日(現地時間) 発表



 米Microsoftは19日(現地時間)、今後のWindows開発の指針となる自主的な原則を発表した。この原則はWindows Vistaとともに開始される。なお、米国での同社に対する反トラスト規定の大部分が終了される2007年11月以降も適用を続ける。

 この原則は、PCメーカーや顧客にMicrosoft製以外のアプリケーションを使う選択権を与えること、ソフト開発者/WebクリエイターらにMicrosoft製品と競合するものを含んだアプリケーションなどの開発機会を与えること、ユーザーに相互運用性をもたらすこと、の3つを大きな原則とした12カ条からなる。

 1つ目の選択権については、どのソフトウェアをインストールしても良い、PCメーカーが自由にショートカットなどのアイコンを追加して良い、Internet ExplorerやWindows Media PlayerなどWindowsの標準機能を削除できるなど、5つを規定。

 2つ目の開発機会では、開発者にAPI(Application Programming Interface)ドキュメントを提供、インターネットサービス「Windows Live」をWindowsから独立させるなど、4つを宣言。3つ目の相互運用性については、Windows Serverで利用されている通信プロトコルをサードパーティーに利用可能にするとともに、OSに関する特許のライセンス提供、標準化への参加など3つを述べている。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jul06/07-19PrinciplesPR.mspx
□ニュースリリース(和文)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2775
□関連記事
【7月12日】EU、Microsoftに独禁法違反で約410億円の制裁金(INTERNET)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/07/12/12648.html

(2006年7月20日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
お問い合わせに対して、個別にご回答はいたしません。

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.