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JPSA、コンピュータソフトウェア協会に名称変更
~アライアンス大賞はスマートワイヤレスが受賞

左から副会長兼専務理事の淺田隆治氏、和田会長、高部美紀子理事兼事務局長

6月14日 発表



新会長に就任したオービックビジネスコンサルタントの和田成史社長

 社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)は6月14日、ホテルオークラで第21回通常総会を開催し、社団法人コンピュータソフトウェア協会に名称変更することを決定した。

 また、新会長として、オービックビジネスコンサルタントの和田成史氏が就任することを決議した。

 新団体名は、英文では、Computer Software Association of Japanとなり、略称はCSAJ。今後、管轄省庁である経済産業大臣に申請し、認可を得たあと、正式に変更する。

 和田新会長は、「設立から20周年の節目を迎え、新たな団体としての役割を築いていかなくてはならない」とコメントした。

 また、前会長であり、今年度から副会長兼専務理事に就任した淺田隆治氏(ウッドランド会長)は、「旧団体名から、『日本』と『パーソナル』の文字をとった。パーソナルを除いたのは、会員会社の仕事が、PCというジャンルからコンピュータ全般に広がっていることを反映したもの。また、日本を外したのは、日本のソフト産業のみならず、世界に向けたビジネスを行なっている企業が多いことや、ソフトウェアはもともとグローバルを目指したものであることから決断した」と理由を述べた。

 会長に就任した和田氏は、「5代目の会長となるが、会員拡大を図るとともに、融資制度の利用拡大、ソフトウェアの国際化などに取り組み、協会の活動価値の向上につなげたい」と抱負を語った。

 同協会では、会員会社の資金需要に対応するために優遇金利で融資する「ガンバレIT!融資制度」を2005年10月から開始。さらに、中国のChina SW Industry Associationなどと連携したアジアERPフォーラムに参加し、2007年10月には、同フォーラムがJPSAの主催のもと日本で開催される予定で、こうした観点から、活動価値の向上や国際化を強化していく考え。

 なお、同協会の会員会社は、現在、約460社となっている。

WPC EXPO 2005でスマートワイヤレスが展示した「ProFacer Detect」

 また、同協会は、第3回JPSAアライアンス大賞最優秀賞に、スマートワイヤレスが決まったことも発表した。

 同賞は、ベンチャー企業の育成を目的に、ベンチャー企業とJPSA会員会社とのビジネスマッチングの場を提供しているアライアンスビジネス委員会の活動を通じて、提携に関して高い成果が出た企業を表彰するもの。

 スマートワイヤレスは、顔認証システム「ProFacer」に関して、JPSA会員会社と、販売提携を結ぶことに成功。これが評価された。

 優秀賞は、フォーディーネットワークス、Knowlbo、奨励賞はワークスコープ、パートナー賞はエヌ・ティ・ティ・インテリジェント企画開発がそれぞれ受賞した。

□JPSAのホームページ
(6月14日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.jpsa.or.jp/
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(2006年6月14日)

[Reported by 大河原克行]

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