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ノベル、3D GUI「Xgl」を搭載した「SUSE Linux 10.1 日本語版」
6月2日 発売 価格:オープンプライス
ノベル株式会社は、3D表示のデスクトップインターフェイス「Xgl」やセキュリティ/ネットワークアプレットを新たに搭載した、Linuxディストリビューション「SUSE Linux 10.1日本語版」のパッケージ販売を6月2日より開始する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9,240円前後の見込み。 SUSE Linux 10.1は、Linuxカーネル2.6.16をベースに、3DデスクトップXglやセキュリティ機能「AppArmor 2.0」などの新機能を加えてワンパッケージにまとめたもの。また、既存のソフトウェアである仮想化ソフトウェア「Xen」、オフィススィート「OpenOffice.org」などのアプリケーションもアップデートされて収録され、すべてのLinuxユーザーが家庭やモバイルで安全に利用できるパッケージになっているという。 追加された主な機能は、XglやAppArmor 2.0のほか、ネットワークの状況をGUIで変更可能にする「Network Manager」、デスクトップ検索エンジン「Beagle」のKDE用フロントエンド「Kerry」など。そのほかアップデートされたソフトウェアとして、デスクトップ・テーマの「GNOME 2.12.2」や「KDE 3.5.1」、ウェブブラウザの「Firefox 1.5.0.3」などが収録されている。 パッケージには、32bit CPU対応バージョンのインストールCD×6枚、32/64bit CPUに対応しAMD64やEM64TをサポートするバージョンのインストールDVD×1枚、最大90日の無料インストールサポートが同梱される。 動作環境は、CPUにPentiumシリーズ、Xeon、Duron、Athlon/XP/MP/64、Sempron、Opteronが挙げられ、メモリには512MB以上(256MB必須)、HDDは3GB以上が推奨(500MB必須)されている。
●3DデスクトップXglのデモ
同日行なわれた発表会では、営業本部 システムエンジニアリンググループ Linux Solutions担当 マネージャー 岡本剛和氏がXglの機能と表示を紹介した。 主な機能として、デスクトップを3D化して表示する機能や、複数アプリケーションのサムネイル表示、アプリケーションウィンドウの操作を挙げ、デモンストレーションを行なった。 デスクトップの3D表示として、複数のデスクトップをキューブの側面に貼り付け、回転して表示する機能と、複数のデスクトップを横に並べて表示する機能を紹介。これらの機能を通して、新たなユーザー体験を提供するとした。 次いで、アプリケーションをサムネイル表示する機能と、タイル状に並べて表示する機能を紹介。これらの機能を利用することでアプリケーション選択が容易になる。このほか、ウィンドウの端をドラッグすることで、ページをめくるようにウィンドウをめくる機能や、ウィンドウを透過して表示する機能を紹介した。
□ノベルのホームページ (2006年5月22日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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