S1C33E07

5月18日　発表

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　セイコーエプソン株式会社は18日、電子辞書や電子ブック向けのアプリケーションプロセッサ「S1C33E07」を開発したと発表した。

　カラーLCD制御回路やUSB 2.0インターフェイスなど、電子辞書や電子ブックに求められる機能を集積した1チップソリューション。STN/TFT液晶に対応するLCDコントローラや、USB 2.0対応のUSBファンクションコントローラ、最大90MHzのSDRAMに対応するSDRAMコントローラ、メディアインターフェイスなどが搭載されている。

　液晶表示は、ハードウェアによる「Picture in Picture」にも対応する。また、同社独自の低リークプロセスにより、スリープ時のリーク電流を最小化。さらに、CPUクロックの分周比変更や機能ブロック毎のクロック変更で、消費電力を抑えることもできる。

　CPUコアにS1C33000 RISC PEを搭載し、メインクロックは60MHz、サブクロックは32.768KHzで、設定によりCPU 45MHz、SDRAM 90MHzも可能。内蔵RAMは8KB、表示RAMは12KB。

　サンプル出荷は2006年7月より行ない、価格は1,050円。量産出荷は9月より開始する予定。

ブロック図

□エプソンのホームページ
http://www.epson.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.jp/osirase/2006/060518.htm

(2006年5月19日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]