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沖データ、クラス最小/最軽量のA3カラーLEDプリンタ
~A3並み印刷速度のA4プリンタも

C8600dn

6月末 発売

価格:186,900円

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 株式会社沖データは、クラス最小/最軽量のA3カラーLEDプリンタ「C8600dn」を6月末より発売する。価格は186,900円。

 C8600dnは、「スマート・アンド・タフ」をコンセプトに、クラス最小/最軽量の筐体で、カラー26ppm(A4コピーモード時、以下同)、モノクロ32ppmを実現したカラーLEDプリンタ。また、約5年の耐用年数と、約60万ページの耐久性を備える。

他社製品とのサイズ比較

 本体サイズは485×648×341mm(幅×奥行き×高さ)で、設置スペースは0.31平方m。容積は107L、重量は消耗品を含めて40kg。前モデルの「c9100dn」と比較して、重量を38kg、容積を85L削減し、A3機として最小最軽量を謳っている。

 出力解像度は600×1,200dpi相当。ランニングコストはカラーが約12.1円、モノクロが約3.1円。給紙容量は400枚で、オプションのセカンドトレイ装着時には最大930枚になる。また、自動両面印刷ユニットを備える。

 対応OSはWindows 98/Me/2000/XP/Server 2003、Mac OS 9.0~9.2.2、Mac OS X 10.1~10.4.5。インターフェイスはUSBとEthernet。

 また、A3機並みの印刷速度を備えるA4プリンタ「C5900dn」、「C5800n」を5月下旬より、コンパクトなA4プリンタ「C3400n」を6月上旬より発売する。価格は、C5900dnが155,400円、C5800n104,790円、C3400nが94,290円。

 C5900dnは、セキュリティ機能を備えたプリンタで、暗号化認証印刷やプリンタのHDD内データを消去する機能を搭載するほか、SSL/TSL通信に対応する。

 出力解像度は600×1,200dpi相当。印刷速度はカラー26ppm、モノクロ32ppm。ランニングコストはカラーが約12.2円、モノクロが約3円。両面印刷ユニットを備える。

 本体サイズは435×621×340mm(同)、重量は28.9kg。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP/Server 2003、Mac OS 9.0~9.2.2、Mac OS X 10.1~10.4.5、UNIX/Linuxに対応する。インターフェイスはUSBとEthernetを備える。

 C5900nは、C5900DNからセキュリティ機能を省いたモデル。その他の仕様はほぼ共通で、本体サイズは435×561×340mm(同)、重量は25.7kg。ただし、UNIX/Linuxには対応しない。

 C3400nは、コンパクトな筐体で、カラー16ppm、モノクロ19ppmの印刷速度を実現したプリンタ。ランニングコストはカラーが約14.6円、モノクロが約3.2円。本体サイズは372×478×290mm(同)、重量は21kg。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP/Server 2003、Mac OS 9.0~9.2.2、Mac OS X 10.1~10.4.5に対応する。インターフェイスはUSBとEthernet。

C5900dn C5800n C3400n

●ユーザーの不満を解消したプリンタ

市場戦略担当 石黒麻美子氏

 同日行なわれた発表会では、沖データ 市場戦略担当 石黒麻美子氏が「カラーページプリンタ利用者調査」とからめて、同社のプリンタについて説明した。

 同氏は、ユーザーの4分の1がカラーページプリンタに対して不満を持っているという結果を紹介し、「意外と少ないと思われたかもしれませんが、一般的に人は購入したものに対して後悔したくないという心理が働くため、自分の決断は正しかったと思い込もうとする。パソコンではおよそ1割しか不満を感じていないという統計もあるため、4人に1人という数字は非常に不満が高いと言える」とコメントした。

プリンタに対する不満をまとめた表

 「不満の内訳は、ランニングコストと製品価格、次いでメンテナンス性に対する不満。項目が分散しているが、スピードに対する不満も数多く挙がっている。顕在化している不満は以上の通りだが、不満を潜在的に感じながら、我慢したり、あきらめている人が多いのではないかと考え、徹底したグループインタビューを行なった。そこで、不満はないと言う人々に対して深く質問をしていくと、全員がプリンタに対する不満を持っており、特にプリンタの大きさについての不満が多かった」と説明。

 そして、「以上の顕在化している不満、潜在的な不満を解消するために、印刷スピードやメンテナンス、コスト、大きいことへの不満といった課題を解決したのが今回発表したプリンタです」と語った。

 質疑応答で、出荷予定とシェアについて問われると、同社は「国内では、4モデル合わせて6万台を出荷する予定で、A3機を4万台、A4機を2万台出荷する」とし、2005年の国内のシェアについては、「2万台販売してシェアは6.8%。今年(2006年)は6万5千台販売してシェア20%を目指す」と抱負を語った。

□沖データのホームページ
http://www.okidata.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.okidata.co.jp/info/news_060501.html
□関連記事
【2002年10月10日】沖データ、USB 2.0対応A4カラーページプリンタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1010/oki.htm

(2006年5月18日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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