NVIDIAとCorsair、SPDの拡張規格EPPを発表 ~オーバークロックの自動化を実現
5月15日(現地時間)発表
米NVIDIAと米Corsair Memoryは15日(現地時間)、現行のSPDメモリを拡張したEPPメモリの規格を共同開発したと発表した。
SPD(Serial Presence Detect)は、メモリの基本的な仕様を保存するもので、これによりマザーボード実装時にユーザーがパラメータを設定せずとも、仕様通りに動作する。EPP(Enhanced Performance Profile)は、これを拡張し、コマンドレートやメモリ電圧などSPDに含まれない情報をメモリモジュールに記録する。
今後登場予定のチップセット「nForce500」シリーズ搭載品など、EPPに対応したBIOSのマザーボードであれば、EPPの値を自動的に読み取り、メモリの最大性能で駆動できるため、初心者でも簡単にオーバークロックできるようになるという。
EPPはSPDの拡張規格となっているため、非対応のマザーボードではEPPの値は読み取れないが、通常のSPDメモリとして利用できる。また、EPPはオープンスタンダードとして他のベンダーにも公開される。
Corsairは、EPP対応の2GBメモリなどを順次発売する予定。
□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.nvidia.com/object/IO_31187.html
□Corsair Memoryのホームページ(英文)
http://www.corsairmemory.com/
□ニュースリリース(英文、PDF)
http://www.corsairmemory.com/corsair/pr/PR_Enhanced_Performance_Profiles_EPP.pdf
(2006年5月16日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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