5月10日より順次開始

　デル株式会社は、HDDからの情報流出を防ぐ「HDD返却不要サービス」を5月10日より、「HDD磁気破壊サービス(仮称)」を5月下旬より開始する。

　HDD返却不要サービスは、不良などの故障でHDDを交換した際に、ユーザーのデータが入った故障HDDの返却が不要になるというもの。これまではHDDを交換した時点で、同社に所有権が帰属していたが、それをユーザーがそのまま所持できるようになる。外部へのデータ持ち出しを望まないユーザーの要望に応えるサービスだという。

　サービス料金は1年単位で設定される。年額は、DimensionやInspironシリーズなどのクライアントPCで1台ごとに1,500円、PowerEdgeなどのサーバーで5,000円、PowerVaultなどのストレージで14,000円。サービスの申し込みには出張修理(オンサイト)が必要で、出張修理が標準で含まれていないDimension/Insipironはサポートサービスの追加購入が必要。

　HDD磁気破壊サービスは、保守スタッフが訪れ、磁気を用いてHDDを破壊するサービス。専用機材による強力な磁気で、HDD内のデータを読み取れないように破壊する。ユーザーの施設内で処理を行なうため、情報流出/漏洩の防止に最適としている。また、作業後には磁気破壊作業完了の証明書が発行される。サービス料金は未定。

□デルのホームページ
http://www1.jp.dell.com/content/
□ニュースリリース
http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2006/060510a?c=jp&l=jp&s=corp

(2006年5月10日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]