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マイクロソフト、Windows MCEのオンラインコンテンツを拡充
4月12日 発表 マイクロソフト株式会社は12日、Windows XP Media Center Edition(MCE)を核としたデジタルエンターテインメント環境の実現に向けた、パートナー各社との連携による製品やサービス拡大についての記者発表会を開催した。 発表会では、米本社のeHome担当 コーポレートバイスプレジデント ジョー・ベルフィオーレ氏が、Windows XP MCEを中心にしたeHome戦略について語った。 eHome戦略とは、パートナー企業のサービスやデバイスと連携してWindowsプラットフォームを中心としたデジタルライフスタイルを目指したもの。シンプルなユーザーインターフェイスで、サードパーティーからの豊かなPCコンテンツを、PCのみならず幅広いデバイスを接続して楽しめる、最高のプラットフォームを目指すという。 コンテンツについては、eHomeエンターテイメントのビジョンを共有するパートナー各社と連携し、映画/TV/音楽などを提供していくとし、オンラインメディアの利用者数では全世界で3位、利用率では1位の日本を、もっとも重要な市場の1つとして認識し、開拓していくと語った。
続けて、マイクロソフトの業務執行役員 統括本部長 佐分利ユージン氏が、Windows MCEのプラットフォームとしての拡大と、パートナー各社の取り組みを説明した。 同氏は、ブロードバンドの普及、ディスプレイサイズの大型化、そしてデジタルコンテンツの充実によりデジタルエンタテインメントが拡大していると現状を分析。「2004年よりWindows MCEのDSP版を提供開始し、2005年秋からはメディアオンラインサービスを展開し、市場を学びながらメディアセンターPCの拡大に取り組んできた」とし、2006年にはさらなる飛躍を目指すと語った。 Windows XP MCEの標準機能で、リモコン操作でさまざまなコンテンツを楽しめるメディアオンラインについては、2005年10月より6社と協力して展開してきたが、新たに7社のパートナーと協力して、順次コンテンツを追加する。 4月12日より、PC系コンテンツの「Impress TV」、ストリーミング技術によるゲームサイト「G-Cluster」、証券情報を配信する「大和インターネットTV」が配信を開始する。さらに、24bit/96kHzでHD品質のジャズやクラシックを配信する「e-onkyo music store」が6月末から、映画を配信する「シネマナウ」が6月下旬から、服飾やアクセサリなどを販売する「Otto」、動画配信の「Yahoo動画」が順次サービスを開始する。 また、プラットフォームの活用促進を図り、「Power Toys for Media Center Edition 2005」を5月より提供する予定のほか、メディアセンターPC対応のサービスおよびアプリケーションの開発をサポートしていくとした。
そのほか、パートナー企業の取り組みとして、Windows Mobile software for Portable Media Centerを搭載し、メディアセンターPCのコンテンツをモバイルで楽しめる東芝「Gigabeat S」シリーズや、HD品質のオーディオに最適化したというオンキョー製「HD メディアコンピュータ HDC-7」、Windows Media Connect Technology対応のデノン製「AVC-4320」が紹介された。
今後の展開としては、「メディアセンターPCを中心にメディアオンラインンサービスとWindows Mobile Portable Media Centerを組み合わせたデジタルライフスタイルを提案し、さらなる普及を目指す」と語った。 □マイクロソフトのホームページ (2006年4月12日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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