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デジタル家電におされるPC需要
~PC購入希望率はノートPCが30%、デスクトップは20%

4月10日 発表



 IDC Japan株式会社は10日、国内のPCおよびデジタル家電の利用動向および購入傾向に関する調査結果を発表した。

 これによると、「TVチューナ付きPC」、「TVチューナなしPC」、「薄型TV」、「DVD/HDDレコーダー」の4種の内、今後1年以内に液晶TV、DVD/HDDレコーダーの購入を希望している人の割合は、それぞれ52.1%、47.4%であるのに対し、PCの購入希望率はデスクトップが20.6%、ノートPCは30.8%にとどまることが明らかになった。

 この結果について同社は、2005年末から2006年初頭に発表されたPCは、地上デジタル放送を謳い、ハイビジョン映像の録画にも対応したが、これらの機能はデジタル家電にすでに実装されているのに加え、薄型TVの低価格化が進んだことから、デジタル家電の需要が後押しされたと分析している。

 また同社では「個人向けPC市場は、昨年一時的に活況を取り戻したが、力強い成長過程にあるとは言えない。TVチューナ付きPCは伸長著しい薄型TVやDVD/HDDレコーダーの市場動向に影響を受けやすい。地上デジタル放送の全国展開を間近に控え、個人向けPC市場の規模を新調させるには、きめ細やかな市場の分析とマーケティング施策が重要なポイントとなる」としている。

【表】今後1年以内にPCを含むデジタル家電の購入を予定している割合
出典:IDC Japan

□IDC Japanのホームページ
(4月10日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.idcjapan.co.jp/

(2006年4月10日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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