|
ヴイストン、「TVアニメ版鉄人28号ロボット」を受注開始3月30日受注開始 価格:351,750円 ヴイストン株式会社は、「TVアニメ版 鉄人28号ロボット」を3月30日より受注を開始した。発送は6月中旬以降で、価格は351,750円。 鉄人生誕50周年と、神戸空港開港を記念して、限定100体が販売されるもの。受注は同社ホームページからの申込みのみ。 2005年3月に同社が発売した実写映画版をベースに、TV版鉄人28号としてリニューアルされた。機構部分に変更はなく、主に外装パーツがTV版をイメージした外観に変更されたほか、新たにボイス機能を搭載し、腕を振り上げるとともに「ガォー!」という、ファンにはお馴染みの雄叫びを上げることが可能になった。 また、歩行モーションには新アルゴリズム「SHIN-Walk」を採用。現在の二足歩行ロボットには、歩行時に膝を曲げた状態で歩くものが多いが、このアルゴリズムでは、人間と同様に膝を伸ばした状態で歩行できるため、鉄人の世界観を壊さない、より「鉄人」らしい動きが可能となったという。
映画版購入者を対象として、旧モデルをTV版相当にアップグレードするバージョンアップキットも99,750円で発売される。TV版では、旧モデルからのアップグレードを考慮し、フレーム部分は互換性を維持した。そのため、外装をそのまま交換できるほか、ボイス機能の追加や歩行アルゴリズムも新バージョンにアップグレードされるため、完全にTV版へ変更できる。 鉄人本体のサイズは185×140×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。自由度は脚部が10(左右合計)、腕部が各6(同)。バッテリはニッケル水素充電池で、約30分の動作が可能。 今回の製品は実写版同様、ロボクリエーション(総合プロデュース)、ヴイストン(筐体設計・販売)、ロボ・ガレージ(歩行、モーション設計)、三和電子機器株式会社(プロポ提供)らが協力したほか、新たに神戸市機械金属工業会がロボットの量産を担当している。 TV版発売の経緯について、ロボ クリエーションの金井進氏は、「実写版鉄人28号ロボットは、2005年に公開された映画とのタイアップで実現した。合計200体の鉄人を販売したが、ユーザーからは、アニメ版の要望が非常に高かった。そこへ、鉄人28号原作者である横山光輝氏の出身地となる神戸市から声がかかり、鉄人28号の生誕50周年と、3月に開港した神戸空港を記念して製品化が実現した」などと語った。
質疑応答では、100体という限定数について質問がされたが、ヴイストン代表取締役社長の大和信夫氏は「昨年の経験から、今回は100体にした。価格からいって、どうしても一般的とは言えない。鉄人28号について、思い入れがある人に向けた製品といえる」などと語った。昨年は受注開始1週間で200体弱を完売したという。 なお、今回の製品にも映画版同様、1体ごとにシリアルナンバーが付与されるが、「28番」となる機体については、鉄人28号の版元である「光プロダクション」に寄贈される。 (C)光プロダクション/敷島重工 □ヴイストンのホームページ (2006年3月31日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|
|