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Sonnet、iPod/iPod mini対応交換バッテリキット
~交換作業レポートつき

iPod/iPod mini対応交換バッテリキット

3月下旬 発売

価格:4,074円から



 米Sonnet Technologiesは、iPod/iPod miniに対応した交換バッテリキットを日本向けに3月下旬より発売する。

 価格は、スクロールホイール/タッチホイールiPod対応の「BAT-1G2G」が5,125円、ドックコネクタiPod対応の「BAT-3G」、クリックホイールiPod対応の「BAT-4G」、iPod photo/カラーディスプレイiPod対応の「BAT-4GC」、iPod mini対応の「BAT-MINI」がそれぞれ4,074円。

 iPod用交換バッテリと交換用の工具、および交換方法が示されたQuickTimeビデオが収録されたCD-ROMが付属するパッケージ。純正のバッテリと比較して容量も大きく、駆動時間を20%~78%延長できるという。

「BAT-1G2G」のパッケージ

 今回、編集部でも「BAT-1G2G」を使い、スクロールホイール搭載の第1世代iPodのバッテリ交換を実際に行なってみた。

 1つだけ注意したいのは、初代iPodではボタンに触れると電源がONになってしまうため、作業中は誤って電源が入らないよう、誤動作防止のHOLDスイッチを入れておくように心がけたい。

 CD-ROMに収録されているビデオによれば、まずはiPodの前後から指で強く押えて隙間を作り、その間に工具の爪を差し入れるように示しているが、実際はかなり力がいる作業となる。あまり力を入れる過ぎると表面のパネルが割れる恐れもあるため、力加減は難しい。

 また、ビデオでは少しわかりにくいが、工具の爪はパネルと垂直方向に入れ、金属部分をてこの原理を使って外す。角ではカーブがかかるため、爪が押し戻されて出ないよう力が必要だ。

 3辺を全て外したら後の作業は簡単で、金属カバーを外した後、HDDのコネクタに負担がかからないように注意しながら従来のバッテリを外す。その後新バッテリをHDDの上に載せリード線を繋げたあと、金属カバーを戻すだけだ。

 実際に作業した感想としては、作業自体は難しくないが、全体を通して力のいる作業で、腕力が弱い人には向かない。ただ、事前にビデオで作業が見られるのは工程が良くわかり安心感があった。

 なお、iPod miniはほかの機種と異なり難易度が高そうだ。分解解説ビデオを観ていると、ドライヤーで一定時間過熱して接着剤を柔らかくしてカバーを外したりつけたりするなどの手順が示されており、技術力がありiPod miniのバッテリの交換にチャレンジしたい人向けだろう。

パッケージの内容物 作業前は必ずHOLDスイッチを有効にしておく 工具の爪は下向きに差込み、溝に沿ってスライドする
角の部分では少し力を入れる必要がある 金属の背面カバーを外したところ HDDのコネクタが基板直付けになっているので、注意しながらバッテリを剥がす
取り外した純正のバッテリ(写真上)とBAT-1G2Gの比較。BAT-1G2Gのほうが厚みがあり、多少幅がある 純正のバッテリ(写真左)とBAT-1G2G(写真右)。純正のバッテリのほうが多少長い バッテリを装着し、リード線を繋いで干渉しないように線をスペースに収める

□Sonnet Technologiesのホームページ
http://www.sonnettech.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.sonnettech.com/jp/news/press/pr2006/pr032706_ipod_batteries.html
□製品情報
http://www.sonnettech.com/jp/product/ipod/batteries/

(2006年3月27日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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