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シャープ、距離と画像を同時に計測するCMOSセンサ

色によって被写体までの距離を表示する距離画像

3月23日 発表

連絡先:LSI事業本部 センサ事業部 CE部
     Tel.0743-65-0892



 シャープ株式会社は23日、距離と画像を同時に計測する「距離画像CMOSセンサ」を静岡大学などと共同開発したと発表した。

 同センサは、同社がCCD技術で培った電荷転送方式に基づく特種画素構造と、近赤外光を照射して距離を測定するTime of Flight方式を採用したもの。各画素に光の飛行時間に依存した信号電荷検出機能を集積化し、距離画像を動画として取得するとともに距離を計測する。

 従来のステレオカメラ方式や光切断法3次元センサでは、システムが複雑で小型化が課題だったが、今回その課題を解決した。

 また、業界最高(同社調べ)の有効画素数320×240(QVGA)と30fpsを実現し、距離の計測と同時に高精細な画像を高速で認識できるとしている。

 今後は、人物位置検出を利用した家電やセキュリティ用途、衝突回避支援等の車載用途などへと展開して行くという。

一般的なデジタルカメラの画像 形状を認識する画像

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/index.html
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060323-a.html

(2006年3月23日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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