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シーゲイト、12GBの1インチHDD「ST1.3」説明会

説明会会場で展示された「ST1.3」

3月10日 発表



 日本シーゲイト株式会社は10日、1インチHDD「ST1.3」シリーズを発表した。出荷は2006年第3四半期。

 ST1.3シリーズは、垂直記録方式を採用した容量12GBの1インチHDD。本体サイズは40×30×5mm(幅×奥行き×高さ)で、従来の1インチHDD「ST1」より23%小型化した。重量は14g。消費電力も30%低減している。最大転送速度は11Mbps、シークタイムはライトが22ms、リードが20ms。

 また、連続振動を計算しアクチュエータの動き予測し、音楽のスキップを防ぐ防振機能「RunOn」を備えるほか、動作中に落下した場合、0.3秒以内でヘッドを退避しスピンドルモーターの回転数を下げる耐衝撃機能「G-Force Protection」もオプションで搭載。携帯ビデオ/オーディオプレーヤー、携帯電話などの用途を想定した。インターフェイスはIDE(35-way ZIF)。

従来のST1シリーズと大きさを比較したところ 本体の厚さは従来品とほぼ同じ 本体裏面
RunOnで連続の振動を計算し、アクチュエータの動きを予測 新たに加わったG-Force Protection。落下後9cm時点で落下を検知し、11cm時点でヘッドを退避、18cm時点でスピンドルモーターの回転数を下げる。31cmの時点で、衝撃に対する“準備”が完了する

500円玉とST1.3を比較しながら説明するロブ・ペイト氏

 同日に都内で開かれた製品説明会では、米国本社Sagate Technologyのグローバル コンシューマエレクトロニクス マーケティング ディレクター ロブ・ペイト(Rob Pait)氏が製品説明にあたった。

 製品開発の背景について同氏は、「リサーチによれば、携帯オーディオプレーヤーとエントリー携帯電話市場では、容量が増大しているフラッシュメモリが市場の大半を占めるが、市場が一定数で安定する。一方、携帯ビデオプレーヤーとハイエンド携帯電話市場では、コンテンツ容量増大に伴うHDDの需要増加が見込まれ、市場の成長は大きく期待できる」と説明した。

 また、「ST1.3シリーズの投入により、ユーザーはこれまでリビングルームだけが実現していたビデオコンテンツのタイムシフトが携帯電話でも実現可能になる。ビデオオンデマンドのサービスも確実に増えており、PCだけでなく携帯機器上でもそれらのコンテンツを再生する機会が増えるだろう」とし、新製品に対する期待を語った。

携帯機器にもコンテンツのタイムシフトができるようになる モバイルHDDの出荷台数予測 携帯電話市場の需要推移

 新製品に搭載された機能について同氏は、「従来のST1シリーズから電力を30%削減したことにより、ST1.3シリーズは機器全体の消費電力の5%しか占めず、機器設計者はHDDの電力を心配することがない。また、振動を計算しアクチュエータの動きを予測し再生のスキップを防ぐRunOnや、0.3秒以内にHDD全体の体衝撃性を高めるG-Force Protectionをオプションで備えることにより、我々は携帯機器に最適な製品を市場に投入できた」とアピールした。

 質疑応答では、小型化できた理由について質問がなされ、同氏は、「CFインターフェイスの廃止によるものも大きいが、基板回路の集積化やシャーシのスリム化によりさらに小型化できた」と答えた。また、複数プラッタ搭載の可否について、同氏は、「技術的には可能だが、製造メーカーやユーザーは薄型への需要が高いこともあり、1プラッタのみラインナップしている」と説明した。

□日本シーゲイトのホームページ
(3月10日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.seagate.co.jp/
□関連記事
【2月14日】Seagate、容量12GBの1インチHDD「ST1.3」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0214/seagate.htm

(2006年3月10日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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