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レノボ、“Lenovo”ブランドPCを国内に投入
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「Lenovo 3000 C100 Notebook」 |
3月14日 発売
価格:84,000円~
連絡先:ダイヤルIBM
Tel.0120-04-1992
レノボ・ジャパン株式会社は、レノボブランドのA4ノートPC「Lenovo 3000 C100 Notebook」を3月14日より発売する。
Lenovo 3000ファミリー(デスクトップPC含む)は、レノボ・グループが初めて全世界に展開する“Lenovo”ブランドの製品。シルバーとブラックを基調に、オレンジをアクセントカラーに起用したデザインを採用。ラインナップをシンプルにし、OSにWindows XP Home Editionを採用するなど、SOHO市場にフォーカスした。
付属ソフトもSOHOを意識し、総合管理ユーティリティ「Lenovo Care」を搭載。無線LAN設定を行なう「Access Connections」、セキュリティを管理する「指紋認証ソフトウェア」、「パスワードマネージャ」、バックアップ/リストアが行なえる「Rescue & Recovery」などを備え、個人でもPCの導入から運用、保守が容易に行なえるように配慮した。
ほか、ペイントソフト「Paint Shop Pro X」、アルバムソフト「Photo Album 6」、ウイルス対策ソフト「Internet Security 2005」、デスクトップサーチソフト「Googleデスクトップ」などをプリインストール。また、ソフトバンク提供の月額制ソフトウェア「BBソフト」16タイトルが利用可能(4月~6月は無料、以降は有料)。
CPU/HDD容量/光学ドライブなどの違いで3モデルが用意される。
最下位の「0761-27J」は、CPUにCeleron M 370(1.5GHz)、40GB HDD、CD-ROMドライブを搭載し、直販価格は84,000円。
中位の「0761-2BJ」は、上記からHDDを80GB、光学ドライブを±R DL対応DVDスーパーマルチドライブに変更したモデルで、直販価格は110,250円。
最上位の「0761-2LJ」は、0761-2BJからCPUをPentium M 740(1.73GHz)、HDDを100GBに変更したモデルで、直販価格は136,500円。
主な仕様はほぼ共通で、メモリ512MB(最大2GB)、Intel 915GM Express(ビデオ機能内蔵)チップセット、1,024×768ドット(XGA)表示対応15型液晶を搭載。インターフェイスは、Type2 PCカードスロット×1、SDカード/メモリースティック/MMC対応スロット、USB 2.0×4、IEEE 1394(4ピン)、ミニD-Sub15ピン、Sビデオ出力、Ethernet、IEEE 802.11a/b/g対応無線LAN、56Kモデムなどを備える。
本体サイズは333.6×277.5×32.1~36.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.9kg。
会場に展示されていたC100。アクセントカラー(CD-ROMのイジェクトボタン)のオレンジ色がチャームポイント | 向井社長もオレンジを手にして解説 | 本体天板 |
●SOHO市場に「ちょうどいい」ラインナップ
6日に行なわれた製品発表会では、同社代表取締役社長 向井宏之氏が出席し、新ブランドの展開と戦略について説明した。
代表取締役社長 向井宏之氏 |
同氏は、「これまでの当社は『Think』ブランドで企業を中心に展開してきたが、SOHO市場向けには製品が用意されていなかった。今後、この市場は大きく成長すると予測しており、当社は『Lenovo』ブランドでSOHO市場に進出する」と話した。
また、「Lenovoブランドの製品はThinkと違い、性能や価格を『ちょうどいい』ラインナップを絞っており、SOHOユーザーが製品の選択に悩むことがなくなる。PCのことではなく、もっとビジネスに悩む時間を費やせる」と語った。
世界に展開するLenovoブランド。3月7日(日本時間)にラテンアメリカでも発表する予定 | Lenovo 3000ファミリーの位置づけ |
日本でのSOHOの市場規模 | 今回起用する広告。「PCのことで悩むなんて、まっぴら」がコンセプト |
製品ラインナップについて、同社 執行役員 マーケティング担当 石田聡子氏は、「Lenovoブランドでは製品のラインナップを絞っており、Thinkブランド製品に比べて少ないが、その代わり4カ月に1回製品をサイクルし、SOHO市場の新機能/高性能へのニーズに応える。また、4月~6月中には、14/15型ワイド液晶を搭載したN100シリーズ、12型ワイド液晶搭載のV100シリーズもラインナップに追加する」と説明した。
質疑応答では、「ThinkブランドとLenovoブランドがお互いの市場を食い合うのではないか」という質問がなされ、これについて向井氏は、「Lenovoブランドの製品は4カ月に1回サイクルを行なうため、Thinkブランド製品のように長期にわたり同一製品が継続して提供されることはない。そのためお互いの市場を食い合うといったことは発生しないだろう」と答えた。
石田聡子執行役員 | Lenovo 3000ファミリーのノートPCのラインナップ |
□レノボ・ジャパンのホームページ
http://www.lenovo.com/jp/ja/
□ニュースリリース
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2006/03/0306.html
□製品情報
http://www-06.ibm.com/jp/pc/notebooks/3000/c100/lv30c100a.shtml
(2006年3月6日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]