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NVIDIA、最新ドライバでH.264デコードに対応
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3月2日(現地時間)公開
米NVIDIAは2日(現地時間)、同社GPU向けドライバの最新バージョン「ForceWare 83.70」を公開した。このドライバにより、動画再生支援/高画質化機能を持つ「PureVideo」に対応するGeForce 6/7シリーズでH.264形式の動画再生支援が可能となる。
H.264対応に加え、サードパーティ製ソフト/デコーダが利用可能に |
H.264は、Blu-ray、HD DVDの双方で採用されている動画CODECの1つ。従来、PureVideoは、再生支援CODECとしてMPEG-2とWMVに対応していた。今回、対応CODECが増加したことに加え、再生環境にも変更がなされた。
これまで、PureVideoの機能を利用するには、NVIDIAが有償(19.95ドルより)で提供する「PureVideo Decoder」が必須だったが、今回より再生支援/高画質化機能はGPUドライバのForceWareに内包され、デコーダはサードパーティ製のものが利用可能となった。
具体的には、「WinDVD 7.5」、「PowerDVD with AVC Plug-in v2.0」、「ShowTime 2」と組み合わせることで、PureVideo機能が利用できる。また、第2四半期を目処に、VC-1 CODECにも追加対応する予定。
高画質化機能についても、エッジ補正、HD対応動き適応型デインタレース(GeForce 6600以上)、ノイズリダクション、HD対応インバーステレシネ(GeForce 7800/6800 Ultraのみ)などの機能が第2四半期に追加される。
PureVideo ON(左)とOFF(右)の比較。OFFではCPU負荷が100%に達し、コマ落ちが発生する |
□NVIDIAのホームページ(英文)
http://www.nvidia.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.nvidia.com/object/IO_29956.html
(2006年3月3日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]