ホンダ、新型ASIMOを初めて一般公開 ~ASIMO体操も披露
本田技研工業株式会社は、2005年12月に発表した“走る”新型ASIMOを、2月5日に初めて一般公開した。場所は東京都内の同社ショウルーム「ウエルカムプラザ青山」。
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ホンダのショウルーム ウェルカムプラザ青山入り口 |
会場ではデモ開始1時間前に座席整理券を配布。休日であったこともあり、大勢の家族連れやロボットファンが、新型ASIMOの走りや飲み物デリバリーのデモを笑顔で見守った。
デモンストレーションはまず、ウエルカムプラザ常駐の従来型のASIMOが、階段を登るなどのデモを見せたあと、これまでのASIMOの技術発展の歴史をビデオで振り返ることから始まった。そして新型ASIMOが登場し、直線走行、スラローム走行を見せた。
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従来型ASIMOによるデ |
ビデオによるホンダのヒューマノイド開発の歴史紹介。漢字には全てルビがふられるなど子どもにも理解できるよう工夫されている |
従来型ASIMOに紹介されて新型ASIMOが登場 |
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不思議な準備体操? 動作をする新型ASIMO |
スラローム走行するASIMO。観客は大人も子どもも笑顔と驚きの表情 |
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走行中のASIMO。今回はASIMOは何度も走行デモを行なった |
新型ASIMOが一般に公開されたのは今回が初めて |
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空中に浮いている状態の制御がポイントだったとビデオで解説 |
走行を一通り見せたあと、新型ASIMOはいったん退場 |
走行のあとは、光IC通信カードを使った人物認識による受付案内、腕の力覚センサー、ポジションセンサーなどを組み合わせた、飲み物デリバリーサービスのデモンストレーションが披露された。観客のなかから1人の子どもを選び、コンパニオンの女性と一緒にASIMOによる受付案内、PDAによる飲み物の注文、そしてデリバリーと、一連のデモンストレーションが行なわれた。
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胸につけた光IC通信カードを使ってASIMOが認識する |
友達の家に遊びに行ったらASIMOが迎えに出てくれたという設定で、新型ASIMOが再び登場 |
ASIMOは光通信カードで人物認識、受付案内を開始 |
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案内中に客が離れてもそのことを認識して客を待つことができる |
客が追いついたら再び案内開始 |
テーブルまで客を案内 |
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主人を待つあいだ、客はPDAを使ってASIMOにドリンクを注文 |
注文されたドリンクを受け取るASIMO |
【動画】ドリンクをこぼさないよう運ぶASIMO |
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ドリンクをテーブルまで持ってきてトレイを置くASIMO |
無事デリバリー終了 |
最後にASIMOと握手 |
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コンパニオンに手を引かれて歩くASIMO。このときもセンサーや協調制御技術が使われている |
大勢の観客がデモを見守った |
【動画】最後にもう一度、走行を見せるASIMO。観客のどよめきは最初のときよりも大きかった |
一連のデモンストレーションのあと、最後に子どもたちと新型ASIMOが「ASIMO体操」を踊った。ASIMO体操は、ツインリンクもてぎ等で行なわれているASIMOのデモで披露されているものだという。なかには不思議そうな顔でASIMOを見つめている子どももいた。ヒューマノイドは子どもの目に、どのように見えているのだろうか。
□ホンダのホームページ
http://www.honda.co.jp/
□ウエルカムプラザ青山
http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/
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【2月3日】ホンダ、時速6kmで走る新型ASIMOを5日に一般初公開
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【2005年12月14日】ホンダ、さらに速く走れるASIMO
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1214/honda.htm
(2006年2月6日)
[Reported by 森山和道]
PC Watch編集部
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