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【Intelブース編】Centrino Duoノートが多数展示
〜ThinkPad T60/X60初登場

 Intelは、今回のCESで、Centrino DuoやViivを始めとして、多数のブランド、CPU、チップセットなどを発表した。

 自社のブースでも、各メーカーによる製品を多数展示している。注目される新製品を中心に紹介しよう。

●ThinkPad T60とX60が初登場

 Lenovoは、Centrino Duo搭載の新製品として「ThinkPad T60」および「ThinkPad X60」を展示した。

ThinkPad T60。液晶ヒンジ部のWWANのアンテナが膨らんで見えるのが特徴。なお、プレートにX60とあるのは間違い 本体の右側面。光学ドライブとUSB 2.0×2が用意されている 本体の左側面。PCカードスロット(Type2×1)とExpressCardスロット、オーディオ入出力、Ethernet、モデム、アナログRGB出力が用意されている

トラックポイントやトラックパッドのボタンデザインが変更されている T60のデバイスマネージャ表示。グラフィックスはIntel 945GM内蔵のものが利用されているが、ATIのGPUも選択することが可能 展示されていたモデルには、Intel Core Duoの最上位モデルT2600が採用されていた

 ThinkPad T60は、現在のT4xシリーズの後継となる製品で、14型と15型の液晶を搭載したスリムノートPCになる。CPUはIntel Core DuoのT2600(2.13GHz)で、チップセットはIntel 945GM、無線LANはIntel Pro/Wireless 3945ABGを採用している。

 GPUは、展示されていたモデルはIntel 945GM内蔵のものを利用していたようだが、BTOやモデルによってはATIのGPUを選択できる。

 内蔵のデバイスベイは、T4xシリーズと同様の、9.5mm厚のウルトラベイスリムになっている。重量は最も軽いモデルで約2.17kgで、液晶などの構成により異なる。液晶はBTOなどで14型と15型を選べる。

 T4xシリーズとの外観の違いは、液晶部分のアンテナのふくらみ、赤だったトラックポイントのボタンが黒に、パッドのボタンがやや丸みのあるものから長方形になった、などである。

 アンテナは、Verizon Wireless BroadbandAccess networkが提供するWWAN(ワイヤレスWAN)サービス用のアンテナで、条件によるが400〜700kbpsでの通信が可能になるという。

 なお、ドッキングステーションは、z60シリーズ用に用意されている「ThinkPad Advanced Dock」が利用できる。これはPCI ExpressアーキテクチャのThinkPad用に用意されている新世代のドッキングステーションで、マルチモニター機能や、PCI Expressの拡張カードが利用できる。

ThinkPad X60s。標準で大容量バッテリを搭載しているのがX60との違い 指紋認証モジュールはトラックポイントボタンの手前にある 本体の右側面。IEEE1394(4ピン)、USB 2.0×2、オーディオ入出力などが用意されている

USB 2.0、アナログRGB、Ethernet、PCカードスロットおよびSDカードスロットが用意されている X60のデバイスマネージャ表示。CPUはIntel Core Duoの低電圧版だが、サンプルのためか1.33GHzというクロック表示になっていた

 ThinkPad X60は、現在のX4xシリーズの後継となる製品で、12.1型の液晶を搭載したサブノートPCという位置づけに変更はない。CPUは、Intel Core Duoの低電圧版となるL2400(1.66GHz)とL2300(1.5GHz)が採用され、チップセットはIntel 945GM、無線LANはIntel Pro/Wireless 3945ABGを採用している。GPUはIntel 945GM内蔵を利用する。

 X4xとの外観上の大きな違いは、やはり液晶部分にアンテナ(WWAN)の張り出しがあることだ。

 X60には、X60sというモデルも用意されており、標準で大容量バッテリが添付され、11時間のバッテリ駆動が可能になっている。

 米国でのT60シリーズの最小構成価格は2,049ドル、X60シリーズの最小構成価格は1,899ドルとなっている。日本での発売については明らかにされていない。説明員によれば日本での販売計画はあるが、詳細は未定とのことだ。

【お詫びと訂正】ThinkPad X60の指紋認証センサーの位置について、当初「X4xとの外観上の大きな違いは」と記載しておりましたが、X4xと同位置に配置されております。お詫びと共に訂正させていただきます。

●Centrino Duoを搭載したノートPCが多数展示

 ThinkPad以外にも多数のノートPCが展示されていた。

 DellはGeForce Go 7800(256MB)というハイエンドGPUと、17インチ液晶を搭載した「E1705」と呼ばれるノートPCを展示。東芝のQosmio、ソニーのVAIO type SZなども注目を集めていた。


DellのInspiron E1705、17インチ液晶搭載のCentrino DuoノートPC。GPUにGeForce Go 7800(256MB)を搭載しており、ハイエンドゲームマシンとしても注目される AcerのTravelMate 8200 AMOIのM626。14インチの液晶を搭載しており、Centrino Duoに対応したノートPC。重量は2.3kg

東芝のQosmio。モデル名などは表示されておらず不明 ラスベガスコンベンションセンターのサウスホールに設置されたIntelブース。「CESなので、マザーボードやCPUの展示はないよ」とは、Intelの広報担当氏の弁

 中でもソニーのtype SZはユニークで、キーボードの上部に用意されているスイッチで、Intel 945GMの内蔵GPUと、NVIDIAのGPU(GeForce GO 7400)を切り替えて利用できる。

 切替にはOSの再起動が必要になるが、外出などでバッテリ駆動時間をかせぎたいときは平均消費電力の低いIntel 945GMの内蔵GPUを使い、自宅で3Dや動画再生を行なう場合はGeForce GO 7400に切り替えることができる。

ソニーブースに展示されていたVAIO type SZ 切替スイッチ、STAMINAではIntel 945GMを、SpeedではNVIDIAのGeForce GO 7400を利用する

SPEEDモード時にはGeForce GO 7400を利用 GPU切替時にはメッセージがでて、OSがリブートする 切替後はIntel 945GMの内蔵GPUを利用する

 なお、搭載されているGeForce GO 7400のドライバはバージョン83.02というNVIDIAからは未公表のForceWare 80のドライバになっており、現在の81.89には用意されていないグラフィカルなGPUの設定ツールなどが用意されている。こうした機能はNVIDIAがFORCEWARE 80シリーズで搭載を予告していたもので、順次、NVIDIA GPU搭載PCに実装されていくことになるだろう。

ドライバのバージョンは83.02と最新のバージョンとなっている グラフィカルな設定ツールを利用して直感的な設定が可能になっている

●Viiv対応PCも多数展示

 一方、Viivに対応したPCも多数展示されている。日本からは12月に発表された富士通のDESKPOWER Hシリーズ(H70RW/C)が展示され、この製品がViiv対応PCであることが明らかにされた。

 この他にも、オンキヨーの製品名未定のデスクトップPCや、ShuttleのM1000、Haier(ハイアール)、LenovoのNOVO Center 2000などが展示された。

 多くは横置きデスクトップタイプのいわゆるePC(Entertainment PC)で、リビングにおいて利用することを前提にしている製品が多い。

 また、“Enjoy with Viiv” のシールが貼られている、Viivプラットフォームと互換性がある周辺機器も展示された。多くはDMA(Digital Media Adaptor)で、ViivにプリインストールされてたDLNA対応のメディアサーバーと接続して、Viiv対応PCに保存されているコンテンツをネットワーク越しに再生できる。

 なお、米国のソフトウェア会社Mediabolicは、同社のメディアサーバーソフトウェアをIntelと共同で開発していることを明らかにしている。つまり、Intelからメーカーに対して提供されるメディアサーバーソフトウェアは、事実上Mediabolic製になるわけだ。

Ace ComputerのLHDLは、PCの操作にも利用できる内蔵液晶を搭載しているViiv対応PC HisenseのZHIJIAM-1088。どこかで見たデザインと思ったら、FICのSPECTRAがベースになっている 富士通のFMV DESKPOWER H(H70RW/C)も、実はViiv対応PCだった

オンキヨーのePC。製品名などは未定だが、以前IDF Japanなどでも展示されていた ShuttleのXPCは、Intel Core Duoを搭載したスリムデスクトップPC Haier(ハイアール)のePC。製品名やスペックなどは不明

LenovoのNOVO Center 2000。縦型に置くデザインは、以前のVAIO type Xにも通じる DellのXPS200はスリムタワーのViiv対応PC

周辺機器に貼付される“Enjoy with Viiv”のロゴシール LinksysのDMAとなるDp600、DTCP-IPにも対応しているとのこと kissのDMA、詳細は不明

Aigo SuperのEL-P832、DLNA対応予定のDMA D-LINKのMediaLoungeDSM-520RD。前面のカードスロットが特徴 NETGEARのDAVEPN700、DLNA対応予定のDMA

□2006 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/
□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/

(2006年1月7日)

[Reported by 笠原一輝]

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