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日立、「Prius P」シリーズを発表
~スポーツの年に向け地デジ機能を強化

Prius Pシリーズ

1月6日 開催



 株式会社日立製作所は6日、都内でPC製品「Prius P」シリーズの発表会を開催した。発表されたのはデスクトップPC 3機種7モデル、ノートPC 1機種2モデルの計9モデル。

 デスクトップPCでは地上デジタルチューナ搭載機種を拡充、付属液晶の大画面化など、冬季オリンピックやサッカーワールドカップといった、2006年中に行なわれる大規模なスポーツイベントのハイビジョン放送を意識した製品展開となっている。ノートPCはCPUの変更など、基本性能の強化にとどまった。製品詳細に関しては別記事を参照されたい。

奥行き198mmの新筐体、液晶一体型「Prius One」20型(左)、17型(右) 一体型だが液晶TVと同等の奥行きに留め、ユーザーの設置環境に配慮
20型ワイド液晶付属「Prius Deck」。筐体デザインは前モデルを踏襲 26型液晶が追加された「Prius Air」。リビングにも置きやすいよう、液晶筐体色はブラック ノートPC「Prius Note」。CPU変更などのマイナーチェンジが施された

●「次世代3種の神器」に開発資源集中

インターネットプラットフォーム事業部 副事業部長 小島啓二氏

 インターネットプラットフォーム事業部 小島啓二副事業部長は、地上デジタル放送の受信可能世帯数が、2004年12月から1年間で急速に伸びたことを挙げ、2006年度の受信可能世帯数を3,700万と予測。また、ブロードバンド普及による動画放送など“放送と通信の融合”によるサービスの利用者数がほぼ同じ動きで増えつつあることを挙げた。

 小島氏は、これに対応する同社の戦略として、以前より掲げる“次世代3種の神器”、すなわち薄型TV、HDD/DVDレコーダ、ハイビジョン対応PCへの、同社の開発資源集中化を改めて強く表明した。

 その一環として、地上デジタルチューナ搭載機種について触れ、自社開発によるHD映像処理LSI「BroadGear」、地上デジタルチューナモジュール、地上デジタル放送対応ソフト「PriusNavigation4」を紹介。「キーとなる部分を全て自社開発することで、技術の垂直統合化を果たし、高画質をユーザーに提供できる」と語った。

2005年の市場動向から、2006年度の受信可能世帯数を3,700万と予測 同社の掲げる「次世代3種の神器」は薄型TV、HDD/DVDレコーダ、ハイビジョン対応PC 地上デジタルチューナ搭載機種に採用された自社開発のLSI、チューナモジュール、対応ソフト

●“かしこく”を“簡単”に

 インターネットプラットフォーム事業部 開発本部 林良裕開発部長はPriusに搭載した各種の機能について、「Priusから離れていても“リモートナビ”で、リモコンを用いて楽に操作できる。“欲撮り”はDVDレコーダの予約のように、登録したキーワードでユーザーのニーズに合わせて録画できる。“いいとこ観”は録画映像のハイライト部分を分析して再生する。“読みわざ”は従来、女性の音声のみ搭載していたが、今モデルでは男性の音声も追加し、より需要に合わせた」と語り、これらを利用することで、ユーザーそれぞれのニーズに合わせた“かしこく”を“簡単に”利用できる」と解説した。

インターネットプラットフォーム事業部 開発本部 開発部長 林良裕氏 「リモートナビ」、「欲撮り」、「いいとこ観」、「読みわざ」で“かしこく”を簡単に扱える

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/01/0106.html
□関連記事
【1月6日】日立、奥行き19.8cmの液晶一体型「Prius One」など
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0106/hitachi1.htm

(2006年1月6日)

[Reported by ishid-to@impress.co.jp]

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