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日立、世界初の静脈認証付きモバイルノートPC
12月1日 発売 株式会社日立製作所は、企業向けのモバイルノートPC「FLORA Se210」を12月1日より発売する。HDDは搭載せずOSにWindows XP Embeddedを採用し、同社の「セキュアクライアントソリューション」で利用する端末として販売される。 静脈パターンで本人認証を行なう小型装置を搭載した「FLORA Se210 指静脈認証装置内蔵モデル」と、静脈認証なしの「FLORA Se210」が用意される。価格は前者が194,250円、後者が168,000円。 生体認証技術の中でも、認証スピードが速く、偽造が困難と言われる“指の静脈パターン”による個人認証を採用。センサーの上下から、指に対してLED光源を照射し、光の内部拡散を利用して静脈を透過した光のスキャンを行なってパターンを抽出。静脈パターンはUSBキーの「KeyMobile」に格納しておき、認証時に静脈パターン構造のマッチングを実行し、認証を行なう。
静脈認証以外の仕様はほぼ共通で、CPUにCeleron 600MHz、Intel 915GMチップセット(ビデオ機能内蔵)、メモリ256MB、1,024×768ドット(XGA)表示対応12.1型液晶、512MB Flashメモリ(OS用、書き込み不可)などを搭載。インターフェイスはUSB 2.0、Type2 PCカードスロット×1、IEEE 802.11a/b/g無線LAN、Gigabit Ethernet、56Kモデムなどを備える。 本体サイズは275×233×23~30.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.27kg。バッテリ動作時間は静脈認証搭載モデルが約2.1時間、静脈認証なしモデルが約2.5時間。 □日立製作所のホームページ (2005年11月28日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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