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JEITA、上半期のPC出荷台数は好調10月26日発表 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2005年度上半期のPC出荷台数統計を発表した。 上半期の出荷台数は671万9,000台(対前年比116%)、出荷金額は8,548億円(同107%)で、いずれも対前年で上回っている。 出荷の大半を占める国内出荷分だけで見ても、620万2,000台(同116%)、出荷金額は7,901億円(同106%)と、好調な結果となった。 四半期ベースでみると、10四半期連続でプラスとなっており、PC業界全体が好調であるとしている。 好調の原因については、全体の6割強を占める企業向けでは個人情報保護法関連でIT投資が進んだこと、4割弱の個人向けも景気回復感をうけて盛況が続いているという。 形状別では、ノートPCが全体の55%を占める338万9,000台、デスクトップPCが281万3,000台で、ノートPCの比率は一時ほど伸びてはいない。また、デスクトップPCでは、液晶一体型やディスプレイがセットになった製品に対し、PC単体製品の比率が上がっている。
パーソナルコンピュータ事業委員会の委員長を務めるNECの片山徹氏は、「下半期についても、第2四半期の勢いは続いており、年頭に申し上げた1,250万台という数字はクリアできる」と明るい見通しを明らかにした。 ただし、製品単価の下落により、金額ベースが伸び悩んでいる点については、「単価の下落は続くとみており、今後も台数は増加、金額は横ばい、という状況は続く」と述べた。 また、昨年度分については、デルが統計に入ったのが第2四半期であり、対前年比のプラスはそれが原因ではないかという質問に対し、「デルが統計に入って、昨年と今年で同じ構成である第2四半期単体でみても、対前年で112%、国内でも110%の比率となっており、好調さは明らか」と答えた。 デスクトップPCで単体製品の比率が上がった理由については、「CRTから液晶ディスプレイへの置き換えがほぼ終了し、リプレースの場合でも、ディスプレイはそのままで、本体のみを買い換える例が増えるなど、PCの使い方が多様化している」と述べた。 □JEITAのホームページ (2005年10月26日) [Reported by date@impress.co.jp]
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