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PowerHouse、USBメモリ等でPC環境を持ち運べるソフト
11月上旬 発売 価格:6,090円 PowerHouse Technologies Groupは、PC環境を持ち運べるソフトウェア「Migo(ミーゴ)」を11月上旬よりダウンロード販売を開始する。価格は6,090円。対応OSはWindows 2000/XP。
USBフラッシュメモリやSDメモリカード、PSPなどの任意の外部ストレージにインストールし、ホストPCの壁紙、Outlookのメールデータ、ファイル、Internet Explorerの「お気に入り」などの環境を保存し、ゲストPCに接続することで同様の環境を再現するソフト。対応メールソフトはOutlook 2000/2002/2003、WebブラウザはInternet Explorer 5.0以降。シリアルナンバーは4つ付属し、最大4台のホストPCの環境を保持できる。 ゲストPCに環境を保存したストレージを接続すると自動的にMigoが立ち上がり、ホストPCの環境に仮想的に“ログイン”することで、ホストPCの環境が再現される。ゲストPCでの作業データはすべてMigoが稼動しているメモリデバイス上に保存され、ログアウト時にゲストPCに履歴などを残さない。ゲストPCでデータの更新を行なった場合は、ホストPC接続時に自動的に更新される。 同期するデータは、フォルダ単位/ファイル種類別に選択できるほか、「○○日以内」に更新されたデータだけを同期させるといった指定も可能。
20日に都内で行なわれた製品発表会では、同社 ワールドワイドセールス担当副社長 ランディ・ヘイゲン氏が出席し、同製品に対する期待などついて語った。 同氏は、「Migoはもともとモバイルユーザー向けに開発された製品で、USBメモリに組み入れた形での販売のみであった。今回はさまざまな外部ストレージに対応させることで、これから成長する外部ストレージ市場で、販売の拡大を図っていきたい」とした。
Migoの販売で提携を行なうメディアマート株式会社の代表取締役 多田慶太氏は、「オンライン、年内の販売開始を予定しているパッケージ版の販売ほか、USBメモリを製造しているメーカーへのOEM、ネットカフェ、大学、銀行などへの展開もしていきたい」と話した。 質疑応答では、ネットカフェにOutlookやWordがない場合などの環境に備え、アプリケーション環境も持ち運べるようにする計画の有無について質問がなされ、PowerHouse Technologies Group プロダクトマネージャ ジェフ・クーサー氏は、「OutlookやWordは容量が大きく、外部ストレージへのインストールは困難なため、OpenOfficeを使った製品を計画している」と答えた。
□PowerHouse Technologies Groupのホームページ (2005年10月20日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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