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NEC、新型水冷デスクトップ「VALUESTAR X」
9月中旬発売 価格:オープンプライス 連絡先:121コンタクトセンター NECは、水冷デスクトップPCの新モデル「VALUESTAR X」シリーズ2モデルを9月中旬より発売する。価格はオープンプライス。OSはWindows XP Home Editionを搭載する。 水冷PC「VALUESTAR TX」の後継機種で、筐体デザインを一新。水冷機構も新しくなり、Pentium Dに対応可能になった。 水冷機構は第三世代となり、CPUの冷却性能はTDP 130Wまでカバー。従来どおり12cm角の低速回転ファンを搭載するが、CPUの廃熱を冷却するラジエータ部と電源ファン部を分離。CPUの熱は従来通り本体背面へ、電源の廃熱は本体側面から行なわれるため、冷却がより効率化されたという。 また、ヒートシンクには自動車などに採用されている「コルゲートフィン」を採用し、熱交換率が従来比1.6倍に向上。タンクやアルミ素材の採用で、従来システムより小型・軽量化された。 筐体はスチール製のフレームをプラスチックパーツで覆う2重構造として防音性能を向上。DVDなどの再生時に回転数を制御したり、エアフローファンを廃止することで静音化。騒音レベルはフル稼働時でも約30dB以下という。 筐体内部にはHDDを最大4台まで収納。標準で3台のHDDを内蔵し、RAID5構成で出荷される。
付属の液晶ディスプレイも強化され、上位モデルでは、新デザインの1,680×1,050ドット表示対応20型ワイド スーパーシャインビューEX2液晶ディスプレイ「F20W11」が付属。最大輝度450cd/平方m、応答速度12msec以下の液晶パネルを採用し、スピーカーには、液晶フレームを振動させて音を出す「SoundVu」を応用した「AUTHENSOUNDWIDE II」を採用。4W+4Wのステレオスピーカーと、6Wのサブウーファを内蔵する。 搭載TVチューナやHDD容量などが異なる2モデルが用意され、上位モデルの「VX980/DD」は地上デジタル/BS/110度CS対応TVチューナ×1、アナログTVチューナ×1、HDD 600GB(200GB×3、RAID5構成時400GB)、GeForce 6200 with TurboCacheなどの構成に、20型ワイド液晶ディスプレイ「F20W11」が付属する仕様で、店頭予想価格は35万円前後の見込み。 下位モデルの「VX700/DD」は、VX980/DDから、TVチューナをアナログチューナ×2に変更したほか、HDDを480GB(160GB×3、RAID5構成時320GB)、ビデオカードをチップセット内蔵機能に変更し、付属のディスプレイを1,280×1,024ドット(SXGA)表示対応17型高輝度デジタルTFT液晶としたモデルで、店頭予想価格は27万円前後の見込み。 そのほかの主な仕様はほぼ共通で、CPUにPentium D 820(2.80GHz)、メモリ512MB(最大2GB)、±R DL対応DVDスーパーマルチドライブなどを搭載する。 インターフェイスは、ExpressCard(54/34兼用)スロット×1、Type2 PCカードスロット×1、Gigabit Ethernet、USB 2.0×7、IEEE 1394(4ピン)×2、SDメモリーカード/メモリースティック(PRO対応)/xD-Picture Card対応スロット、S/PDIF出力×1など。ディスプレイ出力はVX980/DDがDVI-I×1、VX700/DDがDVI-D×1、ミニD-Sub15ピン×1を搭載する。 本体サイズは188×508×405mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約17kg。 □NECのホームページ (2005年9月6日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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