AGEIAによるプロトタイプ

9月1日(現地時間)発表

こちらもAGEIAによるプロトタイプ。製品版でファンを搭載するかは不明。写真にはPCI ExpressインターフェイスもあるがBFGの製品はPCIのみとなる

　米AGEIA Technologiesは1日(現地時間)、米BFG Technologiesと販売提携を結んだと発表した。これにより、BFGはAGEIAの物理演算プロセッサ「PhysX」搭載カードを製造し、年末より販売する。

　PhysXはゲーム内で発生する物理演算処理をCPUに代わって行なう専用プロセッサ。物理計算に特化した設計となっており、CPUでは1fpsに満たないような演算処理でも60fpsで行なえるという。

　カードのインターフェイスはPCIで、128MBのメモリを搭載。価格は不明で、追って発表するとしている。

　なお、PhysXを利用するには、ゲーム側が対応している必要がある。

□AGEIA Technologiesのホームページ(英文)
http://www.ageia.com/
□ニュースリリース(英文)
http://ageia.vnewscenter.com/press.jsp?id=1125064384975
□製品情報(英文)
http://www.ageia.com/technology.html
□BFG Technologiesのホームページ(英文)
http://www.bfgtech.com/
□関連記事
【8月31日】PhysX物理演算チップとマルチコア世代マシンが実現する
次世代物理シミュレーションのゆくえ(GAME)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050831/cedec1.htm
【3月18日】3Dゲームファンのための最新物理エンジン講座(GAME)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20050318/ageia.htm

(2005年9月2日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]