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ラオックス、旗艦店「ザ・コンピュータ館」リニューアルオープン
~Mac専門館も再登場

リニューアルしたラオックス ザ・コンピュータ館

8月26日 オープン



 ラオックスの「ザ・コンピュータ館」、アップル製品の専門店「The Mac Store」が26日、リニューアルオープンした。

 秋葉原地区がヨドバシカメラのオープン、つくばエクスプレスの開業などの影響で変革期を迎えていることから、ラオックスでは秋葉原にある全店舗のリニューアルを行なう計画で、ザ・コンピュータ館、The Mac Storeはその第一弾となる。

 ザ・コンピュータ館のリニューアルコンセプトは、「デジタルライフ・スタイル提案と、初心者にも優しいPC総合専門店」。どのフロアも、従来よりも通路を広くとり、商品陳列棚の高さを135cmのものにするなど、PCの専門知識がない人にとっても気軽に店員に声をかけられる店作りを指向している。

デジタルカメラやデジタルオーディオ、携帯電話などが置かれた1階フロア
1階フロアのセール商品 リニューアルセールのチラシ
デコ電を作るためのパーツ類も置かれている

 「1階フロアには、日本人だけでなく、外国人客も多く訪れるため、中国語や英語ができるスタッフを3人配置した。これはデューティフリーショップを運営しているからこそできることで、他店にはない特徴の1つとなると考えている」(ラオックス・執行役員・山下巌・広報IR室長)

 レジカウンターも、従来のものよりも大幅に低いものとしたほか、1階の場合は背景やテーブルをオレンジ色にすることで、遠くからでもレジがどこにあるのか確認できるよう配慮している。

 「PC総合専門店というコンセプトは、'90年当時と共通する部分があるが、当時は現在のようにPCが普及していなかったため、ハードウェアを中心とした店舗構成となっていた。しかし、現在ではPCの普及が進んでいる。ハードではなく、使い方提案をコンセプトとしたフロア構成となっている」(山下広報IR室長)

メーカー別ではなく、カテゴリー別にPCを販売する3階フロア PCフロアの中央には相談しながら製品選びができる椅子とテーブルを用意
新設されたサポート相談カウンター サプライやアクセサリ類を販売する2階ではセール商品が山積みに

 使い方提案というコンセプトによって、大きく生まれ変わったのが3階のPC売り場。従来のようにメーカー別に商品を陳列するのではなく、「大型液晶デスクトップ」、「一体型デスクトップ」など商品コンセプト別に陳列している。店舗の中央には、テーブルに椅子を置いて、店員が顧客からの相談を受けながらセールスができるスペースも設けている。

 「商品の陳列数を少なくしても、相談に乗りながら商談を進めることができるスペースを増加させたのは、本店でそういう販売手法をとって売り上げが増加した実績があるから。今夏、エアコンの販売をする際、商品を紹介するため廊下スペースにまで商品を置いて販売していたのだが、それを一切止めて、相談しながら販売できる体制を作ったところ、売り上げが伸びたという実績がある。PC販売についても、同様の効果が望めるのではないか」(山下広報IR室長)

 5階には、岡三証券との提携による「ネットトレード体験コーナー」を設置しているが、これも「使い方提案」というコンセプトから来るもの。PCやプリンタといったハードではなく、ネットトレードという用途から、PCやソフトを購入する必要性を感じる顧客層開拓を狙っている。

4階ではBTO製品とシャープの大型液晶テレビを接続した商品なども展示中 4階もセール商品が多数用意されている
5階に初登場したロボット関連製品 商品のプレゼンテーションコーナーも新設

 マニアユーザー向けには、4階にロボットフロアが新設された。ロボットは、これまでASOBITCITYでは取り扱っていたが、ザ・コンピュータ館では扱っていなかった。

 「ASOBITCITYに置いてあるロボットは、玩具的要素が強いもの。ザ・コンピュータ館に置いてあるものは、PCでプログラムして動かすタイプのもので、これもPCの活用提案の1つと考えて販売していく」(山下広報IR室長)

スペースが広くなって品揃えが充実した書籍フロア ザ・コンピュータ館のフロア構成

 なお、ザ・コンピュータ館のフロア構成は次の通り。

6階書籍
5階PCソフト・相談カウンター・ビジネスコーナー
4階周辺機器・PCパーツ・ディスプレイ・ロボット
3階デスクトップPC・ノートPC・BTO・プリンター・ディスプレイ
2階PC アクセサリー・サプライ・デスク・チェア
1階デジカメ・デジタルオーディオ・携帯電話・ブロードバンド

●Macintosh専門店「The Mac Store」

外観のイメージは直営店?

 The Mac Storeは、かつてMAC館があった場所に再び登場したMacintosh専門館。

 「改装前は、ザ・コンピュータ館の6階にMacintoshを置いていたが、iPodの人気上昇により、Macintoshが欲しいというユーザーが拡大。6階フロアに置くよりも、専門館を作って対応する方が適していると考えた」(山下広報IR室長)

 The Mac Storeは外観はApple Storeと似ているが、秋葉原の専門店としての特性を出すために新品だけではなく、中古品も販売している。

 Windowsでは行なっていない中古品販売をMacintoshでは行なう理由について、ラオックスでは、「Windows PCの中古品販売は、値崩れ等が激しく、収益確保が難しいものの、根強いファンがついているMacintoshの中古品は採算があうビジネスができる」と説明している。

店頭に飾られたポップにも「復活」の文字 1階はiPodや関連製品フロアに
2階は本体の販売フロア Appleの直営店にはありそうにないジャンク品の販売も 5階は中古Macの販売フロア

 The Mac Storeのフロア構成は以下の通り。

5階中古Mac取り扱い
4階ソフト・書籍
3階周辺機器・サプライ・DTM・DTP・DTV
2階Mac本体・サーバー
1階iPod & iTunes・iPod関連商品


●9月4日まで記念セール開催中

 2つの店舗のリニューアルオープンに伴い、8月26日から、9月4日までの期間は記念セールを開催している。

 各フロアに特価商品を置いているほか、ザ・コンピュータ館では8月26日、27日、9月3日、4日の4日間、「リニューアルオープン記念大抽選会」を開催する。購入額が5,000円以上で1回、5万円以上で3回、10万円以上で5回の抽選の権利を獲得できる。特賞は、シャープの液晶テレビ「AQUOS」の13インチを3人にプレゼントすることになっている。

□ラオックスのホームページ
http://www.laox.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.laox.co.jp/laox/press2005/050823_2.pdf
http://www.laox.co.jp/laox/press2005/050823_1.pdf
□関連記事
【8月23日】ラオックス、ザ・コンピュータ館をリニューアル
~Mac専門館独立。古巣に回帰
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0824/laox.htm

(2005年8月26日)

[Reported by 三浦優子]

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