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MSI、Intel 915搭載ノートベアボーン3機種
~microATXのPentium Mマザーボードも

9月上旬より順次発売

価格:オープンプライス



 エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は、ノートベアボーン「MEGABOOK」のIntel 915搭載モデル3機種、Pentium M対応のIntel 915GM搭載microATXマザーボードを9月上旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 MEGABOOKは、15型液晶搭載の「MS-1016」、14.1型ワイド液晶搭載の「MS-1022」、15.4型ワイド液晶搭載の「MS-1032」が用意される。「MS-1016」は9月上旬発売で、店頭予想価格は75,000円前後、「MS-1022」は10月中旬発売で、同86,000円前後、「MS-1032」は9月上旬発売で、同99,000円前後。

MS-1016 MS-1022 MS-1032

 「MS-1016」は1,024×768ドット(XGA)対応15型液晶搭載の2スピンドルタイプ。チップセットにIntel 915GM(ビデオ機能内蔵)+ICH6-M、SDカード/MMC/メモリースティック対応カードスロットなどを備える。

 「MS-1022」は1,280×800ドット(WXGA)対応14.1型ワイド液晶搭載の2スピンドルタイプ。チップセットにIntel 915PM+ICH6-M、GPUにGeForce Go 6200 TCなどを搭載する。

 「MS-1032」は1,280×800ドット(WXGA)対応15.4型ワイド液晶搭載の2スピンドルタイプ。チップセットにIntel 915PM+ICH6-M、GPUにGeForce Go 6600、SDカード/MMC/メモリースティック対応カードスロットなどを搭載。

 いずれの製品もCPUはPentium M/Celeron M、HDDは9.5mm厚の2.5インチ(最大120GB)、メモリはDDR333/266対応SO-DIMM×2(最大2GB、MS-1016は1GB)に対応。販売される製品には、DVD±R/RWドライブが付属する予定となっている。

 拡張スロットは内部にMiniPCIスロット、外部にType2 PCカードスロット、ExpressCardスロットをそれぞれ1つずつ備えるほか、USB 2.0やIEEE 1394、Ethernet、56Kモデムなどのポートを持つ。サイズや重量は最終仕様が固まるまでは未定という。バッテリ動作時間は「MS-1016」と「MS-1022」が未定、「MS-1032」が約4時間。

 「915GM Speedster-FA4」はチップセットにIntel 915GM+ICH6-Mを採用し、FSB 533MHz/400MHzのPentium M/Celeron Mに対応するマザーボード。発売は9月上旬で、店頭予想価格は29,000円前後の見込み。

 DDR2-533メモリスロットとDDR400メモリスロットを各2本(最大2GB/排他利用)搭載するほか、Gigabit Ethernet×2を備えている。拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2。

915GM Speedster-FA4 主な仕様

 同社は24日、東京・秋葉原で新製品の発表会を開催。冒頭で同社代表取締役 趙子欽氏が挨拶し、「まだまだ一般には知られていないノートベアボーンを、これから投入していく製品で広く認知されるようにしていきたい」と新製品への意気込みを語った。

 続いて、ゲストとして招かれたインテル株式会社ゼネラルセールスグループ チャネル事業本部 本部長代理 中村泰士氏が「ますます楽しくなるノートパソコン」と題したプレゼンテーションを行なった。

エムエスアイコンピュータージャパン株式会社 代表取締役 趙子欽氏 インテル株式会社ゼネラルセールスグループ チャネル事業本部 本部長代理 中村泰士氏

 同氏は「ノートPCやモバイル向けCPUにおけるBTOや自作が急速に伸びており、9カ月間でBTOノートが約12倍、モバイルCPUを利用した自作が約8倍の市場に成長している」とし、ユーザー好みの仕様にできることや将来のアップグレードなどのメリットがあるとした。その中でも、MSIのラインナップは12.1型ワイド液晶から17型ワイド液晶までほとんどのサイズでラインナップを持っており、多様なニーズに応えられると紹介した。

 また、ノートPCにおける主要パーツにおけるメカニカル仕様の共通化として「CBB」(Common Building Block)プログラムを行なっていることを明らかにし、HDDや光学ドライブだけでなく、液晶ディスプレイなどの交換を容易にする動きを進めているとした。デスクトップPCの自作では100%が汎用パーツで構成されているが、ノートPCでは25~40%程度しか汎用化されていない。このCBBプログラムで50~70%の汎用化を目指しているという。

大きく伸びるBTOノート/モバイルCPU自作市場 CBBの概要とメリット ノートでも汎用パーツを増やす

エムエスアイコンピュータージャパン株式会社マーケティング部 石岡宣慶氏

 最後に、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社マーケティング部 石岡宣慶氏が、MEGABOOKの優位性とサポート体制について「製品・営業・サポートの3拍子が揃ったホワイトノート」と紹介。ノートベアボーンではパーツの交換を前提としているため、新型CPUが出た場合や、大容量メモリ/HDDに対応させるBIOSを提供したり、最新ドライバの継続的なアップデートをメーカーが行なっていることをアピール。

 また、同社はユーザーサポートをメーカー自身で行なっており、Eメールや電話で専門の技術スタッフが回答するほか、ユーザーが修理を依頼する場合でも、販売店、代理店を経由せず直接メーカーで修理受付を行なうため、時間を短縮できるなどのメリットを挙げた。加えて、同社の修理工場は国内にあり、台湾へ送る必要がないなど、ユーザーにとって万全のサポート体制であることを強調した。

“MEGABOOKは他社を圧倒”と自信を見せる 2005年のMEGABOOKロードマップ。17型の大型ノートベアボーンが控える サポートセンターにはエンジニアを配置

□エムエスアイコンピュータージャパンのホームページ
(8月24日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.msi-computer.co.jp/
□製品情報
http://www.msi-computer.co.jp/MEGABOOK/
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【2004年8月7日】旭エレクトロニクス、「自作ノート体験祭り」開催
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0807/note.htm

(2005年8月24日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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