7月21日 発表

　エルピーダメモリ株式会社は21日、2006年3月期(2005年4月～2006年3月)第1四半期決算を発表した。これによれば、売上高は480億3,600万円で前年同期比5.5%増だが、営業利益は前年同期の30億8,700万円からマイナス26億400万円に、経常利益は21億3,200万円からマイナス33億2,700万円に、当期純利益は23億200万円からマイナス33億400万円にそれぞれ大幅減となった。

　デジタル家電/モバイル分野での売上増加から増収となったものの、PC分野での売上が前年の220億円から124億円へと大きく落ち込んだことや、円安による為替差損益が大きく影響した。

　この業績について同社では想定の範囲内としており、デジタル家電/携帯電話/サーバー分野は今後も旺盛な需要が見込め、新工場稼働による生産力増強と90nmプロセスへの移行などにより、通期では売上高2,600億円、営業利益186億円、経常利益153億円、当期利益140億円の増収増益を見込んでいる。

□エルピーダメモリのホームページ
http://www.elpida.com/ja/
□ニュースリリース(PDF)
http://ir.elpida.com/pdf/20050721-tannshin.pdf

(2005年7月21日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]